闇サイトハンター

 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========

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 ==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==


 山並郁夫とは、俺のこと。
 俺は、『殺しの請負人』、いや『殺し屋』になる筈だった。
 長い間、あちこちに『傭兵』で参加していた俺は、あるコミックを読んで『殺し屋』になることにした。
 ところが、人生、思ったようにはいかない。

 だが、「闇サイトハンター」になって、俺は変わった。
 「影の正義の味方」になるのだ。
 大文字伝子様の為に。

 闇サイトは、ある程度時間開いて、閉じる。まるでモグラのように。
 それに、「年中暇な」若者が引っかかる。まるで「疑似餌」に魚が飛びつくように。
 超一流ハッカーの俺は、その「開いて閉じる」サイトの様子を記録するシステムを開発した。年中24時間見張っている訳にはいかないからだ。

 午前9時。
 「落ち着かないなあ。」
 俺は、加津子の体から身を起こして、PCを起動した。
 「なあに、郁チャン。便秘?下痢?」
 「ん?ああ、敵の動きがまた止まっている。」
 「きっと、『お盆休み』よ。」
 「なわけ・・・そうかな?まあ、原因は恐らく『洪水』だろうけど。」
 「洪水?」
 「台風の後始末。日本みたいに慣れていないから、どうしていいか分からない。世界一慣れている日本に頭、下げたくない。それで、兵隊を集めにくいんだ。少なくとも、向こうから送り込めない。現地調達。意外と難しいんだと思う・・・ダメだ、手掛かりない。」
 「今日さ。イワシの炊き込みご飯しない?レシピ載ってたんだ。缶詰で出来るなんて思ってなかった。」
 「じゃ、買い出し、な。」

 午前10時半。スーパー。
 店長がうやうやしく挨拶に来る。
 何度も助けたからなあ。
 「今日は、ペットボトルのコーヒーが3割引のセール、やってます。」

 何事も事件が起こらなくて、買物も簡単に済んだ。
 そうだ。予備のスマホ、使い捨て用のを買おう。

 100メートル先のリユースの店に行き、ざっと見て買った。
 加津子が、「あの暖簾、何?」と尋ねるから、「ああ、エーブイ。大人のコーナーね。見たことないよな。ホンバン・・・ま、いいや。」と応えて、中に入って行った。
 「へえ。いろんなのがある。これ観て真似プレイする?」
 「いいかも。」
 自動精算機でAVのDVDを精算していると、隣に、いつかの爺さんがいた。
 帰り、見ていると、いつかのハーレーに跨がりゴーグル着けて、颯爽と去って行った。
 「カッコイイ。」
 「俺も、そう思う。」
 俺のバイクもいけてるが、爺さんには叶わない。
 「あんなに沢山借りて、観られるの?」
 「早送りすれば観られる。洋画とか有名映画じゃなきゃ、大抵そうだよ。」
 「ふうん。でも、私はじっくり鑑賞したい。」
 「でも、先にイワシご飯な。」
 加津子は俺の後ろに跨がると、また言った。
 「よっしゃ、ラッキー!!」
 かなり気に入ったみたい。

 ―完―

 ※イワシご飯のレシピ(缶詰)は、ネット検索してください。
 クライングフリーマン