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==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==
山並郁夫とは、俺のこと。
俺は、『殺しの請負人』、いや『殺し屋』になる筈だった。
長い間、あちこちに『傭兵』で参加していた俺は、あるコミックを読んで『殺し屋』になることにした。
ところが、人生、思ったようにはいかない。
だが、「闇サイトハンター」になって、俺は変わった。
「影の正義の味方」になるのだ。
大文字伝子様の為に。
闇サイトは、ある程度時間開いて、閉じる。まるでモグラのように。
それに、「年中暇な」若者が引っかかる。まるで「疑似餌」に魚が飛びつくように。
超一流ハッカーの俺は、その「開いて閉じる」サイトの様子を記録するシステムを開発した。年中24時間見張っている訳にはいかないからだ。
午前10時。姉貴の家。
俺は、なにげに、姉貴のPCで、SNSを漁っていた。
「今日、5月5日だよね。」
「うん。こどもの日。この間、せいくらべしたよね。」
俺は、焦りながら、額に汗流しながら、草薙さんにメールした。
『大阪支部案件で、鞄まつりは陽動。アタッシュケース屋が危ない。』
それを見ていた姉貴に、事の次第を話した。
「鞄まつりも初耳だけど、オーダーメイドのアタッシュケース屋さんがあるってのも初耳。」
「俺もだよ。危うく見逃すところだった。EITO東京本部のは、予告がるけどさあ。」
「間に合って良かったじゃない。」
「間に合ったかどうか判らない。EITOエンジェルズ次第だな。」
心配しても仕方がない。
昼食食べて暫くして、草薙さんからメールが来た。
「間に合ったよ。ヤクザを一網打尽だ。凄いな、大阪支部。」
「じゃ。」
加津子は、バスルームに行き、戻って来て、着替えるのかと思ったら、脱いだ。
「食後の運動もしなくちゃね。今日の仕事、終ったんだもんね。」
俺は、目薬をさした。
―完―


