闇サイトハンター

 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========

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 ==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==


 山並郁夫とは、俺のこと。
 俺は、『殺しの請負人』、いや『殺し屋』になる筈だった。
 長い間、あちこちに『傭兵』で参加していた俺は、あるコミックを読んで『殺し屋』になることにした。
 ところが、人生、思ったようにはいかない。

 だが、「闇サイトハンター」になって、俺は変わった。
 「影の正義の味方」になるのだ。
 大文字伝子様の為に。

 闇サイトは、ある程度時間開いて、閉じる。まるでモグラのように。
 それに、「年中暇な」若者が引っかかる。まるで「疑似餌」に魚が飛びつくように。
 超一流ハッカーの俺は、その「開いて閉じる」サイトの様子を記録するシステムを開発した。年中24時間見張っている訳にはいかないからだ。

 午前10時。隠れ家D。
 「4月20日?4月20日って、何日だ?」
 「面白い。郁チャン。4月20日は4月20日よ。曜日はね、月曜日。」
 「あ、そうか。え?」俺は頭をかいた。
 しまった。姉貴を、妻を連れて来ていたんだった。
 まあ、いいか。EITOを手伝っていること、話したし。俺が万一、の時は上手く始末してくれって言っておいたし。
 「遺品整理は、遺族の義務よ。」そう言ったし。
 草薙さんから依頼が来ていた。とりあえず、日付は4月20日か。
 じゃ、このキーワードで探そう。
 俺は、素晴らしい自分のシステムで、探し出した。
 巡回システムとは、キーワードを打ち込んで、闇サイトを覗きまくるシステムだ。俺のハッカーとしての腕は、捨てたもんじゃない。

 「これか。」
 「何か判ったの?」
 「うん。次の闘いでは、ドローンを使うらしい。」
 「ドロン?」姉貴は忍者が消える時のポーズをとった。
 「あ、そっちじゃない。えっと、ラジコンのヘリコプター。カメラが付いてて、上空を撮影出来るやつ。でも、武器も積める。50機?」
 「ヘリコプター、50個、飛ぶの?ラジコン、ボタン50個要るね。」
 「いや。10個くらいなら、連動出来る。グループにするんだ。だから、5つの宇ループだな。取り敢えず、報せとこう。」

 「EITOに送ったの?」
 「うん。」
 「内緒だよ。誰に聞かれてもしゃべっちゃダメ。」
 「あいあいあさー、で、良かったかな?」
 「もう、『心の奥さん』とか言わなくていいよ。姉貴は、加津子は俺の奥さんだから。伝子様は・・・スターだな。俺は、ファン1号だ。」
 「ファンクラブあるの?」「ううん、一人。でも、EITOのメンバーは、皆、伝子様だからついて行ってるってさ。」
 「カリスマ、ってやつ?」
 「そう、カリスマ。」
 「カステラなら作るよ。」
 「じゃあ、オーダーしまーす。」
 「ウイ、ムシュー。」

 ―完―