闇サイトハンター

 ======== この物語はあくまでもフィクションです =========

 ============================================
 ==EITOとは、Emergency Information Against Terrorism Organizationを指す==


 山並郁夫とは、俺のこと。
 俺は、『殺しの請負人』、いや『殺し屋』になる筈だった。
 長い間、あちこちに『傭兵』で参加していた俺は、あるコミックを読んで『殺し屋』になることにした。
 ところが、人生、思ったようにはいかない。

 だが、「闇サイトハンター」になって、俺は変わった。
 「影の正義の味方」になるのだ。
 大文字伝子様の為に。

 闇サイトは、ある程度時間開いて、閉じる。まるでモグラのように。
 それに、「年中暇な」若者が引っかかる。まるで「疑似餌」に魚が飛びつくように。
 超一流ハッカーの俺は、その「開いて閉じる」サイトの様子を記録するシステムを開発した。年中24時間見張っている訳にはいかないからだ。

 午前10時。隠れ家C。
 「パクリONE OVER」
 夜中に現れたRedのメッセージ。
 今度の敵、インタラプト・ゲーマーは、ゲーム好きな訳か。

 面白い。
 「あ。草薙さんから依頼だ。成程。日本科学未来館で『万博展覧会』か。こんなのやってたんだ。じゃ、巡回システム作動だ。」
 巡回システムとは、キーワードを打ち込んで、闇サイトを覗きまくるシステムだ。俺のハッカーとしての腕は、捨てたもんじゃない。てか、すっかり伝子様に頼りにされちまっている。

 翌日の朝になって、動きがあった。ホバークラフトの複数購入?
 なるほどな。これで、会場に乗り込もうってことな。
 「よし、草薙さんに連絡だ。」

 当日である、4月13日。予想通り、EITOの楽勝。
 俺の情報もあるが、EITOの作戦は常にリーズナブル。勝って当然さ。
 午後1時過ぎに草薙さんから連絡が入ったので。姉貴、いや、妻の加津子に電話した。

 「赤飯、頼む。」
 「何かいいことあったの?」
 「うん。」
 「じゃ、朝まで可愛がって。」「うん。」
 これって、シンコンの会話?

 そうだ。釜揚げしらす買いに行こう。

 ―完―