花琴宮と妖猫

…夜の猫9時…

魔法が少しずつ切れて、子どもに
戻ってゆく蕾と二花が眠りにつく。

ワゴンの後部座席にのって、
ウェディングドレスを着た

蕾が夢の中を走ってゆく。

ウェディングガーデンに
車が入っていって、

猫パーティーに猫が集まり始めた。

綺麗に着飾った猫が
パーティーに集まってきて、

音楽の演奏会があって、
立食パーティーが始まった。

蕾と二花の結婚式だった。

猫ブランドのタキシードを着て、

…二花が車から降りて
ウェディングガーデンに来た。

アナウンスの声が響いて、
結婚式が始まる。

ウェルカムドリンクを
猫が配って、料理が運ばれてくる。

猫のパンプキンスープに猫のパイ、
猫のプディングにがあった。

蕾と二花は猫ウェディングケーキの
挿入を一緒にした。

猫がにゃおんと鳴いて、
猫ケーキを猫が食べた。

新郎の二花がケーキをとって、
新婦の蕾がケーキを食べていく。

「…あつあつ‐♥!」

火火手の友人の裕二が声を上げた。

シャボン玉が吹きこぼれて、
泡がガーデンを包む。

次に、

牧師さんが聖書を持って、
誓いを立てると、

二人、kissをする。

「…にゃあ‐♥!」

たくさんの人に囲まれて、
お祝いの拍手が二人を誘う。

二人が猫になった結婚式は、
ブーケトスが最後に来て、

そっと夢になった。

眠りについた…花束を君に…

鎌足のブーケトスが行われる。

後ろを向いて、
花束が投げられる。

パーティーのお祝いに来ていた
火火手の腕の中に、花束が落ちる。

みんなで手分けした猫ケーキが
猫たちに人気で二花が夢の中で食べた。

そして、

眠りについた子どもの二花を
夢海が布団に寝かしつけて、夢をみる。

……                      ……
 …                      …