ある日、お清がくすくす笑いながら咲妃に言った。


 「咲妃さん、いつも変な格好してるから、たまにはお洒落な着物を着てみたら?」


咲妃は、時々セーラー服で過ごしていたので、お清にいつも驚かれていたようだ。


 咲妃の目が輝く。


 「え、着てみたいです!どうんなのがいいかな?」

 その瞬間、晴明が通りかかり、少し意地悪そうに口を開いた。


 「ふむ、着物か。手配しよう。」


 そしてあっという間に着物を手配する晴明。

咲妃は驚きながらも、お清と二人で着付けや化粧の方法を学ぶ。