こんにちは、chiroruです✨

物語を最後まで見届けていただき、本当にありがとうございました。


 「安倍晴明と東雲咲妃」という、
 時を越えて出会った二人の物語は、
 作者である私にとっても特別な旅でした。

 過去と未来、霊と人、陰と陽——
 決して交わらないはずの世界の中で、
 それでも惹かれ合う二人を描きながら、
 “運命とは何か”、“愛とは何か”を問い続けた気がします。

晴明は、冷静で超然とした陰陽師でありながら、
 咲妃と出会うことで、少しずつ人としての温もりを取り戻していきました。
 咲妃は、未来から来た少女として戸惑いながらも、
 自分の意思で“この平安に生きる”ことを選び、晴明の隣に立ちました。

 ——時を越えても変わらないもの。
 それは“心”なのかもしれません。

笑い合い、すれ違い、傷つき、
 そして、愛し合う。
 平安の空の下で二人が紡いだ日々は、
 きっとこの先も変わらず、穏やかな風のように流れていくことでしょう。

 もしこの物語の中に、
 あなたの心のどこかに残る“想い”がひとつでもあったなら、
 それがこの物語を綴った何よりの喜びです。


最後まで読んでくださり、ありがとうございました✨