俺は、「またね。」という無責任な言葉が大嫌いだった。

人生何が起こるか分からないんだから、必ず「また」が来るとは限らない。

実際、「また」が来なかった人だっているはずだ。

でも、彼女は俺に「またね。」という無責任な言葉を言い続けた。

それから段々俺は彼女の「またね。」という言葉が好きになっていっていた。