でも仮に私と一彩さんが本当に双子だったとして「令嬢」として側から見たら幸せに見える生活を送っている私を「一人だけ」と一彩さんはどう思うのだろう。
それだけが気がかりだけれど私は、シラを切って信じないふりをするしかない。
もちろん双子だっていうなら会いたいし、、、双子として会いたいけど無理、だよ。それが一彩さんを返って傷つけるなら。
       (2話に続く)