朽ちない線香花火

ヒューマンドラマ

くじら/著
朽ちない線香花火
作品番号
1762381
最終更新
2025/10/03
総文字数
22,337
ページ数
7ページ
ステータス
完結
いいね数
1
【余命×運命】
逃れられない運命を背負っている昊野花火となんとなく死にたくも踏み込めない氷室雪。
生きたい花火×死にたい雪が紡ぐ「普通」の幸せ。
世の中の理不尽さや不条理さを軸に普通な特別の幸せを生きる二人を見届けてください。

※本作には一部未成年の飲酒描写がありますが、現実での違反行為を推奨・肯定するものでは全くございません。
 お酒は20歳になってから節度を守って飲んでください。

この作品のレビュー

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この作品の感想ノート

感想ノート、失礼します。

退屈で平凡な日々を過ごす雪と、自分の運命に逆らおうとする花火。
くじらさんが描かれる登場人物たちは、本当に二人が出会わなければならなかったのだと思わせてくれることが多く、他人だったはずの二人の、人生の歯車がかみ合って動き出していく瞬間がとても素敵だと思います。
雪の感情が大きく動いて花火を助けにいく場面なんて、まさに一人の人生の価値観が変わった瞬間のように感じました。
花火の選択も、愛が溢れているからこそ美しく切ないものだと思いました。
最後にタイトルが回収されるのも綺麗で好きです。
この先、また雪の人生から色が消えることがあったとしても、あの儚くて小さな光が道しるべとなり、雪を救ってくれるのだろうと思えるものでした。

素敵な物語を、ありがとうございました!

2025/11/17 12:01

この作品のひとこと感想

すべての感想数:3

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