処刑された悪役令嬢、目を覚ましたら魔王の婚約者でした

ランクイン履歴

総合9位(2025/10/14)

異世界(総合)4位(2025/10/14)

ファンタジー4位(2025/10/14)

異世界(恋愛)3位(2025/10/09)

異世界ファンタジー

処刑された悪役令嬢、目を覚ましたら魔王の婚約者でした
作品番号
1762339
最終更新
2025/10/14
総文字数
25,610
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
168
ランクイン履歴

総合9位(2025/10/14)

異世界(総合)4位(2025/10/14)

ファンタジー4位(2025/10/14)

異世界(恋愛)3位(2025/10/09)

 最後に聞いたのは歓声、次に聞いたのは竜の寝息。処刑台から目覚めた私は、魔王の膝で眠っていた。「契約だ。お前は私の婚約者」
 魔族の宮廷は残酷に見えて、礼儀正しい。嘘は禁忌、誓約は絶対。人の国で私は“嘘で塗られた悪役”にされたが、ここでは正直が評価された。
 私の切れる舌は、魔族の議会で役に立つ。人間の使節は虚飾で誤魔化そうとするが、魔族は誓約の文字を好む。私もまた、契約の安堵に救われる。
 魔王は冷たい手を持つ。けれど、傷には温い布を当てる人だ。茶は渋みが強いのに、角砂糖を二つ入れてくれる。
 やがて判る。断罪の真犯人は、人と魔の境で利益を吸う者。私たちは“婚約”という橋を使い、境界をつなぎ直す。
 破壊は容易、再生は気長。でも、愛は気長に向いている。ざまぁは処刑台では終わらない。その先の、長く静かな幸福で証明する。

・・・
★面白かったら次はここ(リンク集)★
■名もなき剣シリーズ
https://novema.jp/member/n1320225/bookmark-list/n10006

■コンテスト応募中の作品
https://novema.jp/member/n1320225/bookmark-list/n10010

■ホラー・モキュメンタリーシリーズ
https://novema.jp/member/n1320225/bookmark-list/n10007

■SF/不思議な話/ブラックユーモア
https://novema.jp/member/n1320225/bookmark-list/n10005

■BLシリーズ
https://novema.jp/member/n1320225/bookmark-list/n10008

■男女間の恋愛
https://novema.jp/member/n1320225/bookmark-list/n10014

■ライトファンタジー
https://novema.jp/member/n1320225/bookmark-list/n10004

■長編ファンタジー
https://novema.jp/member/n1320225/bookmark-list/n10003

■ミステリー
https://novema.jp/member/n1320225/bookmark-list/n10015
あらすじ
断罪→処刑→目覚めたら魔王の膝の上。「契約だ。お前は私の婚約者」——棘の王宮、甘い紅茶、時折聞こえる竜の寝息。人の国で嫌われた“悪役”は、魔族の宮廷で“誠実”だと言われた。彼の冷たい指は、意外なほど優しい。恐れられた二人が、世界の境目で選ぶのは、破壊か再生か。

この作品のレビュー

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品の感想ノート

この作品には、まだ投稿されていません。

この作品のひとこと感想

すべての感想数:18

この作品をシェア

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

pagetop