異世界で再会した幼馴染は悪役令嬢でした

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異世界ファンタジー

異世界で再会した幼馴染は悪役令嬢でした
作品番号
1762336
最終更新
2025/10/09
総文字数
32,599
ページ数
1ページ
ステータス
完結
いいね数
165
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 鐘が鳴り、断罪が始まる。机上の罪状、用意された涙、拍手。演劇のように滑らかな段取りの中心で、私は立ち上がった。
「彼女は悪役ではありません。幼い日の恩人です」
 幼馴染は悪役令嬢になっていた。悪く見せる化粧、意地悪に見える台詞。どれも“役”であり、貴族社会のガス抜きのための装置。
 ならば筋書きを壊す。彼女と偽装婚約し、証拠を集め、賄賂の記録を晒す。舞踏会で流れる音楽のタイミングに合わせ、嘘をひっくり返す。
 彼女の指は冷たかった。けれど、踊るうちに温度が戻る。私たちは踊りながら、物語も書き換える。
 ざまぁは派手な断罪だけじゃない。彼女が笑う日常を取り戻すこと。朝の庭でパンを半分こすること。幼馴染ロマンスは、過去の半分と未来の半分を、もう一度分け合う話だ。
あらすじ
転生したら学園の断罪会。ひざまずく“悪役令嬢”は——幼い日に一緒にパンを分けた、あの幼馴染。彼女は悪じゃない。役を背負わされただけだ。ならば役を壊そう。偽装婚約、証拠集め、舞踏会での手のひら返し。再会の恋は、筋書きを塗り替えるところから始まる。

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