その夜、同窓会グループのLINEに、卒アルの写真を撮って送った。



数分後、返信が次々と届く。



誰も彼女について、知らないようだった。

だが一人だけ、
深夜に別のメッセージを投げてきた同級生がいた。



そこに添付されていたのは、十数年前の地方紙の切り抜きだった。

《群馬県内の女子高校生・三輪茜さん(当時17歳) 行方不明》

その顔立ちは、あの「三輪」とまったく同じだった。

それだけでなく、背丈、髪型までもが──恐ろしいほどに一致していた。