落ち着いたとみると、おばあちゃんは私の肩を持ち、ゆっくりとしゃがんで言った。
「…楓ちゃん、わたしたち、また会えるわ。
それも、おたがいに元気な姿でね。
お母さんとも連絡先を交換してもらったし、楓ちゃんが助けてほしいと思ったら、いつでも呼んでいいのよ。
おばあちゃん、すぐに飛んでいくから。
…もちろん、困っているとき以外でもね」
おばあちゃんの目にはもう涙はなく、いつもの笑顔を浮かべている。
その言葉には、「わたしは本気よ」と言わんばかりに、力がこもっていた。
その様子と言葉に、心から安堵した。これが、最期ではないんだ。そう分かったら、力がぬけた。顔をほころばせて、私は言った。
「うん、おばあちゃん、やくそくね?」
「…楓ちゃん、わたしたち、また会えるわ。
それも、おたがいに元気な姿でね。
お母さんとも連絡先を交換してもらったし、楓ちゃんが助けてほしいと思ったら、いつでも呼んでいいのよ。
おばあちゃん、すぐに飛んでいくから。
…もちろん、困っているとき以外でもね」
おばあちゃんの目にはもう涙はなく、いつもの笑顔を浮かべている。
その言葉には、「わたしは本気よ」と言わんばかりに、力がこもっていた。
その様子と言葉に、心から安堵した。これが、最期ではないんだ。そう分かったら、力がぬけた。顔をほころばせて、私は言った。
「うん、おばあちゃん、やくそくね?」

