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数日後。麗麗は尚服局からの異動が決まった。
異動先は淑妃・瑛琳の殿舎。一連の事件で仕える女官が減ってしまった瑛琳妃の元に、お側付きの女官として仕えることになったのだ。
この異動が、皇帝からの依頼を遂行するために行われたものであるのは明白である。
(ちょっと実験しただけだったのに、なんでこんな話になったんだろうなあ)
しょうがない。ひっくり返った盆の水は元には戻らないのだから、腹をくくるしかない。麗麗は深く肩を落としたのであった。
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