ISの異世界冒険記録

とりあえず近辺整理といえど、周りのものは全てカビなどで腐って、、、いや、発酵している。
なんとまぁ汚いものだと思う。
無事なのは本などの貴重な情報源ぐらいだろう。
そこでわかったことがある。

なんと、私が辞めようとした戦争はすでに終わっていたのだ。
そして、国やこの星は廃れ、崩壊してしまっていた。
これでは物語が二話分で終わってしまう!?

それからもう一つ気になることがあった。
それが、「世界複合(パラレルパラドックス)説」
世界は四つの世界に分かれているというもの。

世界は八つの神に支配されている。
そして、それぞれの世界を「箱庭(スターディン)」と呼ぶ。
その内の一つ、この世界のことを「サンクチュアリ」と呼び、
八咫神と呼ばれる柱の内、豊穣神が直々に管理している。

と言うのが書物の内容。
正直どうでも良い気がする。
けれど一つ疑問なことがあった。
なぜ神は「争い」を産むのか。
彼らの娯楽のため?
しかも今は廃れていると言うことは放置?
そんなの許されるはずがない!!
私は絶対彼らを問い詰める。
そのためにもここから出ないと!
私はアイツらや他の個体なんかと違う。
命令に従って、奴らの操り人形になるだなんておかしい。
許されざる愚行とはこのことであろうか。

私は近くにある充電器付きの薙刀を手にする。
これは全ての個体が使う武器。
人外と人間を殺すために使う武器。
けれど私は彼らには向けない。
彼らの調和のために。
アイツらと、神々にその矛先を向ける。
神に争うことは恥というがそんなもの関係ない。
全ては世界を変えるため。
平和と調和を貫くため。

私はシェルターの蓋を開けた。