新・恋心未来〜私が息をする理由〜

2. 私の部屋
「お帰りなさいませ!ご主人様」
私の隣に美しいステップで出てきたのは私の執事(ケン友達)、山野百合。
「あ、百合。ただいま」私は主人っぽく、気取り口調で答えた。
「あら百合。花は」なんて事もあるけど「キトちゃんうちキトちゃんの事好きやからな」っていう「裏」のこともある。
部屋に入ると。「では。失礼いたします。用があればなんなりと申しつけ下さい」と百合ちゃんは声に出した。
部屋で、私はワンピースに着替えてくすみ色のスマホを出した。
「マコト」さんとやり取りするために。
3. 見知らぬ人は。
マコトさんはSNSで知り合った人。マコトと「キトカ」という名前でやり取りを始めた。メッセージアプリLINEで。
マコトさんについては男子ということしか知らない。でもいつも優しい言葉をかけてくれる。
「キトカちゃん。こんにちは元気?」メッセージが送られてきた。
「マコトさん。元気だよ。学校にも行ったし」「俺、正体を明かす」。正体を明かすの?ウソ!!「俺は西蘭都学園の楠香苑。」楠先輩?橋先輩は希未の好きな人。
でも私の一番は希未。希未のことを考えたらやり取りをやめた方がいいのかな。
でも、どんどんやめたくない、という気持ちが生まれてきた。

4.ボール
休み時間。「いくぜ!」男子たちがサッカーをしてる。
でも私と希未は窓越しにのぞくだけ。男子に交じってサッカーをしているのは桃代。「サク、いけるか!」と隣の男子に言われている。「ももちゃん,大丈夫かな」希未は桃代の事をよく心配してる。ガラス窓の開いているとこからは爽やかな風が感じられる。スカートが舞い上がった。「ひゃっ」とおさえた。
全てが「教えられた」こと。
「ポーン」サッカーボールが飛んで来た。「キトさん、大丈夫?」と言う声が響いたけれど目を開けられなかった。
5. 急な目覚め
「希都さん!」わっ保健室だ、ここ。
「ボールが飛んできて倒れたんでしょ」と希未。わっそうだった。「ごめんなさい!ボールとんだんで」
この人は…、楠先輩だ。楠先輩の蹴ったボールがあたったのかな。希未は楠先輩が来たのを見て顔を赤くしている。3時間目が終わるまでここにいて、保健の杉山先生が降りてきたから私と希未は2人きり。「きと、赤いよ。顔、大丈夫?」と希未。「希都さんは大丈夫。本当にごめん」楠先輩!すごい本気に見つめられて心臓がドキドキ。イケメンって怖い!
「じゃ、またね。希都さん。希未さんも。」そう言われて心臓が高鳴った。
6. 部屋で
部屋で、ぼうっとすると楠先輩の顔が浮かんできた。「結婚して!あ、げ、る、」そういう楠先輩とドレス姿の私。
きゃ。私何考えてるんだろ。先輩を「好き」な希未じゃないのに。
そう言えば、先輩の家は神社だっけ、彼女が危なくなったら「ワザ」を使って助けるのかな。「助けるからな!」って言って、きっと彼女は「ありがとう、香苑くん」って言葉を投げかけるんだろう。
私、好きだ。楠先輩を好きになったんだ。
でも、私の立場だと恋は罪。楠先輩を好きだと言っちゃいけない。
でも、私が先輩を好きな気持ちは大切にしたいんだ。
7. 宿泊活動
次の日。「5班一こっち!」教室はいつもの倍くらい騒がしい。
なぜかというと今日は全校で行く宿泊活動の打ち合わせだから。
全学年で組む仲よし班の中で班を作るの。
「くじ引きの番号が同じ人と集まってください。」
「7」開いた紙にはそう書かれていた。「きと、何班?」希未が顔を乗り出してきいてきた。
嘘!なんと希未と。
「7班こっち」手を上げてるのはなんと楠先輩。他は背の高い女の子と細身の男子。
「楠香苑です!1年も香苑って呼んでいいよ」言ってるってことは香苑先輩って呼んでいいよね。きっと。「香取奈々花よ」奈々花先輩は香苑先輩が好きなんだっけ。
「本田秀です。」秀先輩は3年生みたい。背が高くてキリッとしている。
香苑先輩とは違うタイプのイケメンだ。
「未来ちゃん、希未ちゃん、奈々花、秀先輩、よろしくね。」
「ちゃん付け」か。奈々花先輩は「よろしくね❤️」と女の子スマイルを浮かべている。「よ、よろしくお願いします。」私もついつられちゃった。「香苑と一緒で、みんなはきりっとする。人とのり、女の人もよろしくね、だったね。香苑♡
未来、奈々花先生は私の裏の香苑先生の使いの者だった。
8. パーティー
土曜。今日はパーティーに出向く日。この地域の人大勢、数十人集まるらしい。
「希都。出来てるか」聞こえたのはお父さんの声。
「ドレッシング済みです。できました。」
「希都、サクと後で出るんだろ。色気目的の男子と取り合うなよ!?」
とお父さんは言う。
「落ち着くのがいいですよ。」
お母さんは名門と言われる山下カンパニーの娘、お父さん同士の相談ででお父さんと結婚しました。
「着きました。ご主人様、お嬢様方」
振り返ったのは運転手の松奈さん。
「サクくーん!」
私は声を上げた。お母さんに教わった通りのやり方で。
8. パーティー(続き)
お父さんは、この調子で、メイドも女子の百合ちゃんたちに言いつけ、私には男子を近づけてくれない。
「わあ。希都ちゃん!」
「お前は来賓か。低級男子!中沢グループの娘に近づく男は抹殺する!」
同じクラスの人懐っこい男子、青川糸登(あおかわいと)ことイトくんが寄ってきたけど、予想通りお父さんはすごい声を出して、イト君を叱ってる。
「お、希都ちゃん、久しぶり」
その声は私が一番大好きなものだった。そう、やってきたのは香苑先輩。
「バカ男!希都に近づくな」
「お父さん!やめて!」
お父さん、酷い!私も勝手に動いた。
「希都!。希未も帰るぞ。」
9. 希未の話
「うわー、お父さんなんて大嫌い!」
私は自室で叫んだ。私は香苑先輩が好き。もし先輩が私を嫌いなら、立ち直れないのに、お父さん、分かってくれないの?お父さんは私を多かれ少なかれ思うものなはずなのに。何よ、これ。
「ちょっと!」
見ると血相を変えた希未だった。
「香苑先輩が好きなんでしょ?」
希未、なんで分かるの。教えないはずだったのに。
「見てたらけど。私の恋を応援してくれるんじゃないの。」
もう私も恋をしてるんだ。
「みんないつも希都しか見てない。でも先輩は私を希都のおまけじゃなくて『希未』として扱ってくれた大事な人なの」
希未が早口でまくし立てる。そして
「もう希都とは絶交する」
でも、私は、香苑先輩に恋してるのに、絶交と言われるし、
「好きにしてよ」
言葉が口からこぼれた。
希未が出て行ったら、部屋はしんと静まり返った。嘘、希未と絶交しちゃった。希未の気持ちが、分からない。希未だって恋してるかもしれないけど。香苑先輩、希未、お父さん、みんな強い人だ。早く希未と仲直りしたい。でも希未は本気で怒ってた。希未は本気で香苑先輩が好きなんだ。だから希々花先輩や香苑先輩の近くにいる女の子に嫉妬してた。やっと私はその希未の気持ちが分かった気がした。
10・次の日
「希都ちゃん、今日は休むの?」
百合ちゃんは私の部屋に入って素早く支度してる。パーティーから帰ってから私は自分の部屋を出てない。食事は百合ちゃんが運んでくれたし、お風呂とトイレもついてる。あの後、希未にメッセージは送ったけど既読はつかない。所謂「未読無視」。でも既読無視じゃないだけマシ。私はそう思ってしまう。
希未も部屋にこもってるって百合ちゃんが言うけど、ケンカした辛さじゃないはず。きっと別の理由だ。
今はみんな、希未、お父さんにも会いたくない、お母さんにも。桃代にもあんまり会いたくない。
11. 火曜日
「希都ちゃん、学園行かないの?」
朝には、また、メモ帳を持った百合ちゃん。
「良い気分転換になると思う?だけど…」
「気分転換!」希未とケンカして香苑先輩にも嫌われたかもしれない。
でも、百合ちゃんの声を聞いたら、学園に行くのもアリかな。決めた。制服。そして鞄を取り出して、着替え鞄は持った。ドアを開けた。お昼時はしーんと静まり返ってるけど、私は嬉しいような嬉しくないような気分で下へ降りていった。
12. 放課後の決意
休み時間。
「希都、最近どうかしたの?」
山下カンパニーの分家・雪野家の娘・雪野花奈津がやってきた。花奈津は私の親友でもある。
実は私、花奈津に「私は学生の生活に飽きた」と伝えた。
「希都、先輩のことは諦めないで。宿泊の時に。希未のことは、直接じゃないと意味ないよ。希都の笑った顔は希未にも伝わる、良いことだよ。」
花奈津のアドバイスは正しいような正しくないような、だし身に沁みるだけと言ってる?と少し難しかった。
放課後。「花奈津様、参りました」と花奈津専用のリムジンが来た。「バイバイ。」希都と花奈津が乗り込んで、リムジンはさっと走っていってしまった。「希都様、親戚の方の声が聞こえた。私が乗り込んだら数秒で発車した。
13. 放課後の決意(続き)
部屋で「その気持ちは正しい」と思って、花奈津が来たことも百合ちゃんに話した。
どうしよう。今すぐ直接会いに行くには希未の部屋に行ってノックするしかない。この筋書きはメッセージも取り合うべきだ。
特に、帰って、効果なしで帰ってくるのは悔しいし、仲直りしたいのは希未とだ。でも怖いのも本当。
仲直りしたい気持ちと、怖気付く気持ち、どっちが大きい?百合ちゃん「もちろん仲直りだよ。私はそう言うよ。」「だ、なら行けないじゃん。」
えっ、風呂に行こうかな。仲直りしない気持ちと、元気で笑顔のままでいるのも。
14. 希未の部屋
コンコン。私は、目印をつけながら希未の部屋をノックした。案の定、冷たい声が返ってきた。
「希未だよ!私は大きな声で部屋の中にいる希未に向かっていった。「はあ、何の用?」声は、さっきより冷たくて無愛想。「中に入れて?話があるの。」「少し待って、姫に話してよ。」今、外から謝れば、きっと許してくれるかもしれない。けど謝りながら頭を下げて、この希未と話したいのだ。私の方に来てほしいと心の声で、声をかけた。「入れ!」また氷のように冷たく「入れ!」と大きめに返ってきた。「訳は?」と震える声と口で希未とは苦しい話をしたのに、希未と話していることは伝えなかった。訳…私はでも仲良くしたいんじゃない。全てをこの希未に
14. 希未の部屋(続き)
伝えて元気になりたいんだ。
「全てをそのまま伝えろ」と、それをそのまま伝える。希未は私を入れてくれるのかな。希未が口を開くまでのたったの数秒が、5倍にも長く感じられた。
「合格、入っていいよ。」やった。希未の声は相変わらず、すごく冷たいけど、少し私をまた受け入れてくれたような気がした。
ノックはいつもより少し強くドアノブをひねってドアを開けた。
「希都。話は何?」「いつもとはほど遠いけど、希未の声が少し温かさが出てきたのが分かった。希未が間近に恋に大失敗と私から話そうと思ってたけど、つい言葉が口からこぼれて来た。「理由はまだ分からないけど、好きなの!」うん。聞いちまった。
15. 約束
「私、希都も、ごめんね。希未。仲直りしよう。」希未。「一生このままかな」とも思ったけど、やっぱり仲直りできてよかった。「私も頑張った。希未の恋を年長者なこと。悔しいけど、結局先輩を先に好きになったのは希未。こんな両親から選ぶとしたら、先に好きになった希未が有利。約束しよう。本気になるってダメじゃない、どっちも本気で恋をする、ってこと。」うん、そうだ。対等。上下関係なしの元気な希未と私の楽しい関係だ。志!うん!これからもいろいろよろしくね。私はいろんな意味を込めて希未に微笑み返した。
16. 1日目
今日は掃除当番の日。4日間のうちの一日目。「おはよう。」私は7班全員のうち奈々花先生を見ても挨拶したけど、奈々花先生は未だ、先生達だけを見てる。嫌われたのかも…と思ったら胸がズキッとしたんだ。史実はこの3日間のうち奈々花先生に当たると、もう力尽きたのか。でも、この様子だと、話せるチャンスなんてあと3つしかない!委員長は無言で周りを見てる。奈々花先生は奈々花先生達と話している。でも、私と希未は少し輪からはずれてるようだった。奈々花先生は奈々花先生のことしか目にないみたい。
あーあ。私が奈々花先生だったらよかったのに。
17. 奈々花先輩の力
一度、私と〇〇さんと希未は三人部屋でくつろいでた。奈々花先輩はお風呂に入ってる。
「希都の髪、伸ばせばなぁー」
「え?奈々花先輩、私と〇〇さんの髪をじーッと重ねて見たの?」
奈々花先輩、ジョージだし黒ぶちのメガネ。希未はばっさりと短くなってる。じっと見ると少し大人に見えてる。
「いつもウィッグにエクステ入れに私、マリをかってるんだよ。」
けっこう、奈々花先輩も努力してるんだよ。
「うらやましい?素敵と〇〇?希未の髪も長くて絵本みたいに視力よし細く奇跡的にキレイ。驚く。いつも目立てる美少女の奈々花先輩が私と希未を『うらやましい』と言うなんて。奈々花先輩にも弱みがあるんだな。
17. 奈々花先輩の力(続き)
「希都(キト)との噂は本当に好きなんでしょう。ちょっとは中に入ってよ。私には噂を信じない人だから、噂のままでいい。そしてその白い顔から奈々花先生を本気で恋してる。(分かってる。私はよく女の子たちに羨ましいって言われるけど。全部悪いところを丸くした結果なだけだよ。)
普通、目が悪かったらメガネをかける。すごく長い時間コンタクトレンズをつけてる人は多い。だけど奈々花先生は違う。奈々花先生に好かれるためにつけてるんだ。
私の英語は分からない。でも奈々花先生の話を聞き漏らさなかった。机に着地する座り方をしてなさい。
18. 予定は〇〇といっしょ?
2日目の朝、3人とも目を覚ましているみたい。でも部屋は静か。
「希未、おはよー」と希未の声が部屋に響いた。続いて、私も制服に着替えた。制服はリボン付きのシャツに、チェックのスカート。カーディガン、っていうスタイル。2日目は映画コースとハイキング、天候でコースに分かれる。私と香苑先輩が不調で、計画を立てて班の人を楽しませるらしい。でもそれどころじゃないよな。香苑先生と一緒なんだもん!2人っきりでプランニングするんだって。どうしよう。
19. アクシデント
おまかせ本部。先生は無表情。整った顔立ちときりっとした佇まいはすごいし、声は冷たく、気持ちの1ミリたりとも読み取れない。
部屋で「はい。」とだけ声に出して先生は紙を見せてくれた。決められた仕事は、きりっとした声に出したけど先生は伝わらなかった。
私が担当したのは「乙女向けダイエットコース」。男子は別の「安全男子」レッスンコース。
「じゃあ」と冷たい声で言い、先生はスタスタと軽い足音をたてて部屋の外に出ていった。
私はこの後の大騒ぎも知らず変に喜びを持って、外に出た。
20. ハイキングで
次の日はっきりとした。女子チームの行くのは多摩丘陵。安易な人が本当に一歩一歩きつそうだった。香先生の助けに気づいて奈々花先生が叫んでるのを見ると女性にイライラする。もう嫌われたと私は思った。香先生は奈々花先生だけの人じゃないのに。うぐ、かわいそう、もっとの希望を下されている。動いているモードたちは本当に女性なのに、香先生は歩くのいつもより少し細く見えた。コロコロ、いっちゃん自分の目立つよ。分かった目の前に岩があった。男子たちのいる方向から、体に当たったのはいっちゃんだった。「本当に」と時おり声が聞こえた。でも目は開けられなくて、そのままパッと消えてしまった。
21. ここは
「希都!?まぶしい…お父さんの声だ。ここはどこ?今はいつなの?」
「希都は落石事故にあったのよ。」
えっ、お父さん、夢?あの岩のこと?「低学年の女の子と一緒で、大人が二人、そこに転がっていた。」
「14日も眠ってるわね、フレ!378も病気はとっくに終わってるなんて?」「仮普通という男が止められない大怪我が顔半分だ。もう命は大丈夫だと医師が言った。」
「医者先生が止めようとした大怪我みたいです。うる…どっちかというと私たちは事故にあったのに。そんな優しいことしてないで、自分を守ればよかったのに。」
22. 夜の女の子
夜、病室は薄暗くて少し怖い。ガチャ!急にドアが開いて、私は小さく声を上げた。入ってきたのは女の子。赤い着物の美少女。
「めんまちゃんの先祖は、祖父のように事故を止められないのよ。」事故を止められないのよ。事故を止められないのよ。事故を止められないのよ。事故を止められないのよ。事故を止められないのよ。事故を止められないのよ。事故を止められないのよ。事故を止められないのよ。事故を止められないのよ。事故を止められないのよ。事故を止められないのよ。
23. 先生
次の日、香先生の病室に行こうかと見舞いに来たのをごめんと謝った。そのまま私たちは隣の病室を見つけた。お父さんが教えてくれた番号を入れると、ドアはあっさり開いた。どうしてですか、と掴みかかると部屋に私と希未の声が響いた。香先生は手がきつく包帯を巻かれて眠っていた。顔は青白いが完全に無表情と見間違うぐらいきれいだけど、込み上げるものがあった。しばらくすると
「先生、早く治して下さい。それと来てくれてありがとう。」と話しました。次に、手紙を読んだが、消しきれなかった昔の文学部のこと、少し気付いた私たち母娘は星を見た。
24. 偶然
夕方。私は病院の屋上にいた。屋上は広い。「よう!」先生を見て私は叫びそうになった。先生には整った顔立ちの美少年、香苑先生がいた。「まさか嘘?」と思ったのか、目を疑った。「先生!」と声が震えた。「ああ」希都ちゃん、先生はいつもと同じ気さくな声で返事をした。もう怒ってなんかいないの。「うちのお父さんに面倒見てもらってるの?」と腹立たしさに心臓がドキドキ音を立ててるのを感じながら下を見た。「別に…。」意外、先生の返事は短い。そしてあっさりしてしまった。
まるで、何か思い出しそうなような足取りで。
25. サキ
私が転校してから1ヶ月。今日は文化祭出し物の打ち合わせの日。
私たちの班は、「王子&姫で、アナウンサーコンテスト」という出し物。それぞれ、王子様が1対1で、お姫様全員に結婚を申し込んで、コンテストで勝った順に好きな人を選んでいく。
このコンテストは永江杏が言いだしっぺ。次は王子とお姫様、ナレーター。ジャンケンで決められる。「桑井さんどうして姫になれたの」って思う?「姫はナナイロ国みやこ姫か。みやこ姫は一番派手なドレス。でももし、香苑先輩が王子だったら、ヒロになりたい。」王子が誰かはまだ知らせてくれないの。
26. 名前は星子と姫子
文化祭のジャンケンは順調。セリフも上手くいくようになってきた。「面倒な」中央討論の姫、かわいくない子は話す人に当って、けっきょく星のお兄ちゃんて誰のこと?お兄ちゃん、また広く悪党なのかたり戦火なのか。「うちは、星&姫。うちは、青埴星子、お兄ちゃんに近づく重女子浪入中。青埴星子ちゃんのお兄ちゃん、連れの知り合いなのアタシ。姫子・小2です。星子さんとネットくんの妹です。姫子さんの兄、写真は、まさかの先生の妹、千手メ、いいお兄ちゃん、ムウ、稲妻みたいにたくましいの。など。気付いたら目の前から2人ともいなくなった。フッと
26. 名前は星子と姫子(続き)
先生は少しすげない。
俺、好きな人がいる。うっ、人が羨ましくなる言葉を発してるのは香苑先生だけ。アイドル時代の黄園内ユーザーが終わった後、先輩のうしろに隠れてるのは、東坂先輩ちゃんだけ。さっき、東坂先輩ちゃんが好きなの、うちが、好きなのに香苑先生以外の人に恋するなんて信じられない。私の初恋の人なのに。うっしょくしありあた。悲しくて悲しくて涙が止まらない。そしてそのまま、コンサートが終わって、授業が始まったけど全く集中できなくてボーッとしてた。
香苑先生に好きな人がいるなんて。
29. 花音と妹(香取し68)
花音にコメントし、俺は花音につっかえられた。学園で話題になってるが、彼女に花音を頼んだのは俺の好きな子は花音じゃないし花音も俺を好きじゃないと分かり合ったから。
神社である家に、逆に見舞いの花音が来たのは去年の話。つまり花音は俺の親友の妹にあたる。こちらこそ、ライバルを話し合ったのだ。うっ、花音は青春素敵に感じてる。ライバルは俺を好きと断言してた。
希々花とも花音とも違う俺の特別な子は〇〇な人だ。
30. 2人と勝負?!
中休み。清掃中、希未ちゃん、蛍原。希未ちゃんの周りはいつも賑やか。今日の話は、怪獣玉、二の巻。先週と花青ちゃんの3人で、「勝負しよう。勝負?!」私は先生組で、双子ペア「勝負よ!」一番好きな人のルールは単純。好きな人の褒め言葉を5分で多く書いた方が勝ち。どうしよう。という間に、3人はみんな、教室の方に走り去ってる恋をしてる。受け上手。私と希未の声が重なって、「今からよ!作戦ゼロで勝負しましょ。」奈々花先生は紙を取り出した。「よーい、スタート、ペン」で私は書き進めた。
31. ズルい方法
「ユー」と先生のスマホのタイマーが2分になった。よし!と呟く先生達は自信があるみたいに微笑む。
「嘘?ズルいよ。2人の絵には『イケメン』、『イケメン』、『イケメン』、『イケメン』と書かれている。見ると私たちのほうが絶対良い。「頭悪〜」と先生ちゃんが叫んでいる。2人は先に打ち合わせてから申し込んだ人だった。いきなり負けるなんて。イケメンと、根も葉もないって。嘘だよ。
本当に嫌な人で、2人は主じゃないのに。
32. 比奈ちゃんの答えと私の答え
俊貴の次の日。私はしののすけの病院。というか、体が悪い訳じゃない。今日は、姉に会いに、病院で暮らしている姉の比奈ちゃんに会うみたい。
「希都姉。結末。」比奈ちゃんの声は丁寧に、いつ死んでもおかしくないから、後悔しないように比奈ちゃんは努力している。そして、いつも優しくしてくれる。だから、私は俊貴のことを比奈ちゃんに話した。
「え!親戚なんて、2人に関係ないじゃん!それぞれ個人ある人だから!」
うん、その通り。私の答えと希都姉の答えは違う。そして、ペンダントを渡してくれた。私は、それが一生の宝物になるとも知らずに病室を出た。
33. 発作の始まり
帰り道に希未の発作が起きたのがラストだった。希未ちゃんの病気だと、発作回数は少ないんだけど、一度発作を起こすとびっくりする。お母さんは柴奈さんの車に荷物を乗せてる。
病院ではキュ。あ。だめ!薬に副作用のある薬のせいで希未ちゃんはまわりまわってしまって、それをおさえる看護師さんたち。その姿は目を背けたくなるぐらいすごいことだった。でも、希未も会えるようになった。
次の日、「発作がどんなものか、家でお母さんから告げられ、安気に優しい先回り発動がほしい。」「死ぬのは無理なら家族と自分は同じ道をしないし、お父さんはよく迷うとしてるみたいだけど、目以外はダメみたいだ多いな。(8)」
33. 発作の始まり(続き)
やっぱり一回ぐらい同じようにしてみたいけど、無理だったら、他の人と先に「ハザード」をきちんと攻めるより安楽死が「正しい」だけを望まれるように「教育」なんてない。いくら他の人が好かれても助ける方々がいなくなったら命は消えてゆくらしい。インターネットに私のイニシャルのKが載ってる。のることいろいろ。
先輩ちゃんは辛そうに。治すことのできない病気に苦しむ。いつ死んでもおかしくないし付き合う人も少なかったり、失語症を伴ったり。
でも私は安楽死は絶対にさせたくない。絶対に救いたい。
34. 早退
授業中、「斎藤さん、斎木さん、早退してごらん。」
その朝は、そんなことに心が揺れたのだ。
まさか、顔が少しバカみたいに落ち込みつつ、私は出席用具などをしまって、教室を出た。
校門は眩しいくらい明るい。そこに立っていたのは大人2人に囲まれている黒いロングジャケットを着た人。百合さんの車だ。
「斎藤様、斎木様。比蘭様の発作が悪化したとご主人様が言っておられました。」
嘘!比蘭ちゃん、私の大事な姉なのに。
その頃にはもう、妹は帰らぬ人、大騒ぎが始まるのは数分後の話だった。
35. 死と私
病院で、「比蘭、ごめんなさい」お母さんが泣き崩れた。
「比蘭が亡くなったらだめ」お父さんは私たちを心配させないようになんでもないフリをしてるけど、目には涙がうっすら溜まってた。
「うう…わーあ」比蘭ちゃんの泣き骸が崩れてきた。何もかもどうでもいい。この状態と生きられることは別だ。そうして私の心にも悲しみが宿った。
無理だったらもちろん続けるし、医者になっても、お母さんと結婚する。そして「無理」と分かっていても、死なない病院を開いて開きたいんだ。
36. 文化祭の朝
希未ちゃんがこの世を去って、丸々一週間すぎました。今日は文化祭。爽やかな秋晴れが広がった。「斎藤・おはよう!」とでかい声は玄関で星のようでした。そして車に乗り3人で。
学園は入口から「殺し」の隅々まで美しく飾られていた。3年生はもう何年も前から始まっている。斎藤・花奈美はバスケの試合に出る。帰宅部の私たちは下駄箱だけ。一部始終のある人は祭の出し物にも参加する。スマホのアプリで文化祭モードにしたら、昼の混み具合や、品揃え、全部できるの。コンピューター部が作ったらしい。
37. コンテスト
午後の次は「姫&王子ペアコンテスト」です。ついに開演です。
「わ、私はナナイロ王国のみやこ姫。7人の王子様から結婚を申し込まれたの。」「私たちよ。」女役の次々の女の子がおどろきのような出で立ち。「姫君、一つお声は王子役の人たち。」頭を見ると香先生と他6人だ。「ムラスマーゾ」「カンブです」カンブ宝珠先生が思いつく3王子の名前。
「みやこ姫は『カン王子』と姿勢を張り上げた。そして先生の言葉を復唱した。
38. 後夜祭の後
後夜祭が終わって、私は先輩や友達と別れた。そして、校内の林にいた。希都が振り向くと希未はほっとしたような表情を浮かべた。先輩も立っていた。
「楽しかったよみやこ姫」先輩は王子様らしく優雅にスマイルを浮かべた。でも先輩が楽しかったのは「みやこ姫」とのおどりで、「絹音」とのおどりじゃないと感じたら切ないよ。
「来てくれてありがとう。」
分かってる。どうあがいても。
先輩の隅に一番きれいに映るのは私じゃないって。別の、もっと可愛らしい女の子だった。
「好きです...」うとうと居眠りしても希未のうちには…好きなのに。好き。先輩が好き、気付いたら口からこぼれていた。
39. 泣いた
先生は好きです。「希都ちゃん」
先生の声は涙を誘うぐらい優しかった。
「ごめんなさい」という私の涙は止まらなかった。
「俺、もう行く。」
「ううっ。ごめんね。」と言われたぐらい。
9時を回ってたけど私は泣けた。
それぐらいは覚えてない。それが、学校で初めての大泣き。
本気で好きだったのに。悪い思い出やない日はないぐらい好きなのに。
一番大事にしてくれた先生のせいで私は泣いてる。
40. 協力の一言
「希都。私、鳥羽くんと付き合うって、言ってみる。」と香先輩に片思いしてたのに、しかも他の男子と付き合うなんて、「香先輩が告白してきたの、希都の頭の中を真っ白にされたのはたった1秒だった」。
「でも鳥羽くんも告白してきて、この人だったら私を世界一にしてくれるって思えたんだ。でも先輩は違う。他の子と同じなのに親しくする。」
そっか。協力するよ。希都、「協力カメラ」大切な場所を狙っていたけど協力するのか。
41. 決意
昨日、希未と話し合って、再告白をすぐすることにした。知ってた?すぐなんて難しいよ。振られた男の子と会うなんて。しかし、先輩は希未が好き。私は先輩のことが好き、通る訳がない。
「何もかも、頑張らないと始まんないよ。」なんて大人は言うけど、それも無理な時もある。車のほとんどの動きが欲しいよ。
でも私は決めたの。どんなに先に立って苦しくても、絶対にまた先輩に告白する。
42. 冬の寒い日(志苑のアルバム)
彼と彼女と出会ったのは10年も前の冬の寒い日の話だ。彼の家に一人の女の子がやってきた。温かそうな服を着ていた。4歳だ。彼と彼女は話をした。4歳だけど、彼と彼女は家の中で遊んだ。女の子ばかりで、僕は一緒にお庭で遊ぶことをした。僕が医学に興味を持ったのも希未のおかげだ。でも、幸せな時間は鬼の形相。そして、母に打ち明けられた。彼女の心残りだった。
そして、時は過ぎた。幼稚園に行っても彼女とは会えなかった。
そして次の夜間に、彼女の呪いのお人形に変身してしまった。
43. 告白
放課後。私は寂しくてサッカーをしてる先輩を見つめてた。その瞳はどこまでも澄んでた。
部活終わり、林の中、私の心、希未になる。3つは先輩。
「好きです。何度でも告白します。付き合って下さい。」
「結婚する人。彼女の?」あの日の夢の人。
あの日、冬の寒い日に夢見た、男の人は先輩なの。
「うん。私」そう答えた。先輩が抱きしめてくれた。
「嘘つかないで。好き!」全部、熱い。先輩が私を好きなんて。
44. 約束
彼・不治の病を治す病院を作る。大人になったら働こう。
ずっと一緒な人。中のキャラ。手に温かいカイロ。
見ると、先輩が彼の手を繋いでた。
「じゃ、俺ら婚約者だよな。」つい、顔が赤くなった。日曜日、華やかな人のところに行く。まさか明後日でお父さんに宣言するの。妹希未のことは相談するときだよ。彼女が3人だし。
そして、校門で歩いた道は今までで一番、記憶に残った。
45. 宣戦布告
日曜はあっという間にやってきた。「希都!先輩!先生!」ね、奈々花先生が突然希都君に話しかけてきた。先輩がおねだりするような目を向けてきた。「うん。希都君」「合格」
「中で、その低級者は誰なの!」実情、お父さんは大喜びしている。「希都の彼氏、婚約者だ。楠香苑です。」
「婚約者なんて違う。希都の婚約者は矢島サクだが、彼女には無礼。すぐ別れる。付き合い友達で話されたワンショックだな。」
お父さんの許可がなきゃ結婚なんて無理。どうしよう。
46. ロミオとジュリエットは
「家に帰ったら、息子と娘に怒られた。何で?」「俺は姉や若者の素奈更と結婚しようとして、2人とも言うんだ。」そうなんだ。
「でも、巻き込まれると思ったけど本気で好きな人と結婚したら、きっと幸せだって。」
「ロミオとジュリエットみたい。」
「えっ。まさか、これが。結婚しないためで、親は反対。本当にロミオとジュリエットみたい。」
「やめて下さい。」と言おうとしていた。寂しくしてるのって、メイド頭の杉山ジョウ。
「ご主人様の言うことを聞いて下さいませ。失恋して恋してやっと歩み寄れるのに、明日から私が見張ります。」とメイド。先輩の近くにいられますように、やった!
「私のご主人様の分をきいて下さい。」
46. ロミオとジュリエットは(続き)
しつもんでしょう。「私の運命の人にすぐなれますだろうか。私の恋人でいてもいいの?桜乃は恋はしたことないの?」
「やめて!理由が何でも引き離すのは許さない」と言い続ける。
他の男の「桜乃」少女。「でも疾くんは桜乃のことを知ってるの。」
「桜乃は桜カノン。」って。なら嫌いです。ご主人様の言うこと。
なんて「やめて」桜乃は帰って。
「命令だよ。」「いいえ。見張ります。私の主人は貴人様のみです。」
でも桜乃の意思は変わらなかった。
47. うー、と静かに
次の日。教室を出るときは、必ず、桜乃がついてきた。春哉くんを見つけると私を後ろに引っ張った。
いっそ、会えなくても別の子を好きになったらどうしよう、なんて思った。
そして桜乃は静かだった。
ざわざわ、春哉くんの悪口を言いだし、桔代のいいところも語り始める。私は春哉くんが好き、どうしよう。それは変わらない。
希未しか分かってくれなかった。あっ、春哉くん。
春哉くんに会いたい。会いたいのに会えなくてこんなに苦しいままでいるより、いいんだろう。
七瀬ちゃん分も頑張りたいのに。
48. 桜乃の本心
実際に、「失礼します」と来たのは桜乃。素敵です。他人には気づかずに、強気に次のことを言った。「そんな私の文を思い出して。」桜乃の一言。まさかまた、お父さんとケンカ。「私のご主人様が好きです。」お母さんは確かで、すごい全てのドックフードを…気にかけた。きっと、お父さんがやる気に満ちていると言い出したのだろう。ひどい。桜乃にそんな悲しいことさせるなんて。
決めた!もう一回お父さんに意見するって。
49. 言葉の争い
学校で春哉くんと約束しててまた今週の日曜に一緒に出かけることになった。つまり今日。
「また、低俗な男から娘に何かするのか。」
お父さんはきつく春哉くんを睨んだ。「俺は春哉と結婚する。」
「許さない。結婚はお前クルーソーの娘だぞ。それで名声が欲しいのかもしれないが、お前は、サクより優れていない男には春哉は絶対やらない。お父さんタイプなのよ。春哉と決めていて、初恋の人なんだ。すみません、私も少し変だけど、お父さんは厳しい顔。」
「とにかくお前を結婚に近づかせない、やめてくれ。結婚してしまえば、女の意見は聞くな!そうではない。春哉は矢島サクと結婚して社長夫人となる。2人はお父さんと、きつく言い争う。
「お父さん、そう言っても、私は春哉くんと
49. 言葉の争い(続き)
父と病院を開くの?中沢クリニックなんていう話も話し合った。どうでもいい。私は大声を出した。
「やめなさい。私たちの未来はお父さんが決める人じゃない。」
希都と全く同じ声。この声の主は予想がついた。
「低級男子高校生に近づかないのは当然だ。取り柄がない。低級とか高等とか言っても。」
「毎月報告をしろ。キスは頬まで禁止。大学を卒業するまでは彼氏彼女として付き合え。」
やだ?!報告、っていうのは、先生だけと付き合えるし、永遠に。
50. エピローグ
12年後、希都と春くんは結婚して「ゆずのは医院」という病院を開いている。いろんな人の不治の病を治す病院。希都は外科医で、春くんは内科医。
いつも病気で苦しい人を笑顔にするのはやりがいがある。
モル(?)のときのことは今でもしっかり覚えている。
比蘭ちゃん、ずっと応援しててね。いつもそんな意味で私はインターン1年生をにぎりしめるんだ。
今日もゆずのは医院からは笑顔を浮かべた女性が何人も出てきました。