余命半年なのにこいつと恋していいのかよ

休み時間。
「小菅くん、カフェ行こうぜ」
王理だ。予想通り。
念の為説明するとこの学校・私立麻美椿学園(しりつあさみつばきがくえん)は県内でも特に有名な進学校でデパートみたいに設備が充実していることでも有名だ。カフェは学生以外も訪れる。制服以外も売っている洋服店は幅広い世代が訪れる。自分で言うのもなんだが私立麻美椿学園卒業と言ったら県内では「最高の名誉」となる。うちの県だけで言ったら「東大卒業」よりも名誉があると言われている。まぁ、卒業はできないが。休み時間は集中していて1日2回。各1時間ずつ。部活動も相当いい成績を上げている。
「行こう」
断りはしない。俺は元々カフェでも言って勉強しようと思っていた。まあ、余命わずかなところを勉強する意味があるかは謎だが。
「ガチで?」
自分から誘っておいてなに驚いてるんだよ。