余命半年なのにこいつと恋していいのかよ

「俺は千聖じゃねえよ!妄言吐いてんな。サヨナラ」
つい口から煽り気味にそんな言葉が出てきた。
「あんた!千聖じゃないじゃん。ウチの子は千聖だけだ!出てけ!」
母さんは声を張り上げた。
自分の子を自分のこと比べといて。あーイラつく。
「望み通りでてってあげる。」
皮肉だ。こんな言い方皮肉だって分かってる。
俺はスマホとたまたま置いてあった、着替えのパジャマと制服が入ったバッグを手に取って家を飛び出した。