鬼封じの姫は、禁じられた恋に囚われる

「……違うの。熱なんてない。」

震えながら否定する。

けれど、触れられるたびに体は正直に反応してしまう。

(だめ……抱かれたいなんて……言えない……)

「真白。」

頬に触れられ、思わずビクッと肩が震えた。

肩、お腹、腰へと指先が這うたび、反射するように体が跳ねる。

自分では否定したいのに、どうしても抑えられない。

「感じてるの?」

囁きは甘く、けれど逃げ場を塞ぐように耳を塞いだ。

首を横に振るのが精一杯だった。

「ねえ、夢の中で本当に俺に抱かれたの?」

ビクンッ、と心臓が跳ね、全身が熱を帯びる。

あの夜の夢が頭を過ぎる。言えない、けれど体は正直に反応してしまう。

次の瞬間、家継の腕が強く背を引き寄せた。

胸板に押しつけられ、呼吸ができないほど近い。