鬼封じの姫は、禁じられた恋に囚われる

「いやっ……違う! 家継は、私が嫌だと言ったら……絶対にこんなこと、しない!」

涙が滲んだ。

目の前の男は、確かに家継の姿をしている。

けれど――その優しさも、温もりも、どこにもなかった。

残っているのはただ、私を壊そうとする、鬼のような欲望だけ。

その瞬間――家継の瞳が、ぎらりと赤く光った。

「鬼……⁉」

ぞっとした瞬間、熱い手が私の口を覆った。

『静かにしろ!』

低く響く声に、喉が凍りつく。声が出せない。息すら奪われそうだった。

次の瞬間、身体の奥に何かが無理やり入り込んでくる。

「んんっ……!」

堪えきれず、目から涙が滲んだ。

やがて口を塞ぐ手が放たれ、熱い吐息と共に甘やかな囁きが耳を打つ。

『真白……愛している。』