伊勢神宮は戦火に包まれていた。神聖な鏡を守る最後の結界が、黒海軍の猛攻で揺れる。瑠佳、真玖、氷翠はそれぞれの役割を果たす準備をしていた。氷翠は護符を手に、黒海軍の前線に飛び込んだ。「私が足止めする! 瑠佳、真玖姉、行って!」彼女の護符が爆発し、敵を混乱させるが、刃が彼女を追い詰める。命を賭けた彼女の笑顔は、仲間への信頼に満ちていた。
真玖は神宮の奥で、母の死の真相に向き合っていた。古文書が明かす――母はキアサージの最初の破壊行為で失われた巫女だった。涙をこらえ、真玖は結界を強化する秘儀を始めた。「お母さん...今、私が守る」彼女の呪文が響き、結界が一時的に輝きを取り戻す。
瑠佳は神聖な鏡の前に立ち、キアサージと対峙した。彼の黒曜石の鎧が月光を吞み、灰色の瞳が彼女を貫く。「巫女よ、ここで終わりだ。神々の最後の光も、俺が消す」
瑠佳の最終覚醒。紅の鳳凰が完全顕現し、彼女は神々の意志と自身の正義を融合。刀は光の刃となり、護符が嵐のように舞う。黒海軍を一掃し、紅の雷が敵を焼き尽くす。彼女の動きは型破りで、巫女の舞と武術が融合した壮絶な戦闘だ。神宮が紅い炎に包まれ、巫女たちは「こんな巫女、見たことない!!!!」と息を呑む。彼女達はその力と美しさに圧倒される。
だが、キアサージは動じない。彼は黒いエネルギーの竜を召喚し、天地を揺らす。空間が歪み、結界が崩れる。彼の存在感は瑠佳を上回り、彼女達に不快的な恐怖を植え付ける。「お前の光は、闇の前では無力だ」
瑠佳は叫んだ。「無力でも、私は諦めない!」真玖の秘儀が完成し、結界がキアサージの力を一瞬弱める。氷翠が戻り、護符で援護。瑠佳は全力を振り絞り、紅の鳳凰の炎でキアサージに突進。刀と闇の剣が激突し、神宮が光と闇に分かつ。
激戦の末、瑠佳はキアサージを倒した。彼は倒れ、囁く。「神々は....永遠ではない.....」その言葉は謎を残し、瑠佳の心に刻まれた。氷翠は生き延び、真玖との絆も修復。瑠佳は新たな巫女の道を切り開く決意を固めた。