「え、鱗が、消えていっている……?」
鱗があった箇所には滑らかで美しい色白の皮膚が広がっている。試しに触れてみると、感触は普通の皮膚と全く変わらない。
頬などあちこちを触れてみるが、冷たくごつごつした鱗の手触りはもうどこにもなかった。
「え、うそ、なんで?!」
鯉白に一瞬視線を移すと、彼の身体は仄かな黄金の光を纏っていた。
「御上……身体が!」
「あぁ、なんだかぽかぽかして優しい心地がする。もっと言えば異能の力が高まっているような、そのような感じだ」
「高まっている……」
「或いは、己の身体に流れる異能の性質が、変わったような」
鯉白の身体を纏う光は、すっと空気中に溶けて無くなっていった。
「魚子、何か変わったような感覚はあるか?!」
鯉白が両目をまん丸に開けて、柔らかな光が放たれ続ける魚子の両肩に手を添えて迫る。その鬼気迫る気配に魚子はごくりと唾を飲み込んだ。
「う~ん……全身がぽかぽかと温かい心地はします。異能とかそういうのはわかりません。私は無能ですから」
「いえ、女御様ぁ。今おそらく無能ではございませんよぉ」
「へ?!」
「私の異能がざわめいておりますぅ……これは、御上と同等か、それ以上の強大な力が、あると……」
鱗があった箇所には滑らかで美しい色白の皮膚が広がっている。試しに触れてみると、感触は普通の皮膚と全く変わらない。
頬などあちこちを触れてみるが、冷たくごつごつした鱗の手触りはもうどこにもなかった。
「え、うそ、なんで?!」
鯉白に一瞬視線を移すと、彼の身体は仄かな黄金の光を纏っていた。
「御上……身体が!」
「あぁ、なんだかぽかぽかして優しい心地がする。もっと言えば異能の力が高まっているような、そのような感じだ」
「高まっている……」
「或いは、己の身体に流れる異能の性質が、変わったような」
鯉白の身体を纏う光は、すっと空気中に溶けて無くなっていった。
「魚子、何か変わったような感覚はあるか?!」
鯉白が両目をまん丸に開けて、柔らかな光が放たれ続ける魚子の両肩に手を添えて迫る。その鬼気迫る気配に魚子はごくりと唾を飲み込んだ。
「う~ん……全身がぽかぽかと温かい心地はします。異能とかそういうのはわかりません。私は無能ですから」
「いえ、女御様ぁ。今おそらく無能ではございませんよぉ」
「へ?!」
「私の異能がざわめいておりますぅ……これは、御上と同等か、それ以上の強大な力が、あると……」



