「まったく、あの女……ムカつく。人の男に手を出すなっていうの」
「それよりもさ~何で、誘ったの? 別に特別仲がいいわけでもないのに。あんな地味な子よりも、もっと相応しいことが居たでしょ?」
「仕方がないじゃない。彼氏が誘えって言われたんだもん。もしかして知り合いだったのかも」
「えっ~もしかして2人はデキているとか?」
「やめてよ~そうだったら、絶対に許さないし。別に可愛くもないのに」
メイク直しながら結羅のことについて話していた。やはり美香の彼氏が近づいてきたのを良く思っていないようだ。トイレに入ってくる早々に悪口を言ってきた。
結羅はいたたまれなくなる。壁1枚で自分のことを言われていることに。
『気にするな。どうせ、その男も呪詛の影響で、そうなっているだけだ』
「……うん」
そうしたらメイク直していた美香が、こんなことを言ってきた。
「そういえば、この後に二次会するみたいだけど。彼氏がクラブに連れていくと言っていたんだよね」
「えっ? それはウチら無理じゃん。お酒飲めないし」
「そうなんだけど。彼氏の言ったことは絶対だし。丁度いいじゃん。あの子にお酒を飲ませるとか言っていたし、なんなら酷い目にあえばいいのよ」
美香達の会話に衝撃を受ける。それって何をされるか分からないってことだ。
お酒を飲まされたら判断力が鈍る。その間に命を狙われる可能性が高い。
考えただけでもゾッとする。
『まずいな。これは強行突破で逃げた方がいいかもしれない。ワシが大きくなって、逃げ道作るから、結羅は裏口から逃げろ』
「うん。でも、ちょっと、待って。一応メッセージをしておくわ」
そう言って、結羅はカバンからスマホを出して、メッセージを打つ。まず樹に「先に帰る」と送った。その後に送ったのは茜だ。
「それよりもさ~何で、誘ったの? 別に特別仲がいいわけでもないのに。あんな地味な子よりも、もっと相応しいことが居たでしょ?」
「仕方がないじゃない。彼氏が誘えって言われたんだもん。もしかして知り合いだったのかも」
「えっ~もしかして2人はデキているとか?」
「やめてよ~そうだったら、絶対に許さないし。別に可愛くもないのに」
メイク直しながら結羅のことについて話していた。やはり美香の彼氏が近づいてきたのを良く思っていないようだ。トイレに入ってくる早々に悪口を言ってきた。
結羅はいたたまれなくなる。壁1枚で自分のことを言われていることに。
『気にするな。どうせ、その男も呪詛の影響で、そうなっているだけだ』
「……うん」
そうしたらメイク直していた美香が、こんなことを言ってきた。
「そういえば、この後に二次会するみたいだけど。彼氏がクラブに連れていくと言っていたんだよね」
「えっ? それはウチら無理じゃん。お酒飲めないし」
「そうなんだけど。彼氏の言ったことは絶対だし。丁度いいじゃん。あの子にお酒を飲ませるとか言っていたし、なんなら酷い目にあえばいいのよ」
美香達の会話に衝撃を受ける。それって何をされるか分からないってことだ。
お酒を飲まされたら判断力が鈍る。その間に命を狙われる可能性が高い。
考えただけでもゾッとする。
『まずいな。これは強行突破で逃げた方がいいかもしれない。ワシが大きくなって、逃げ道作るから、結羅は裏口から逃げろ』
「うん。でも、ちょっと、待って。一応メッセージをしておくわ」
そう言って、結羅はカバンからスマホを出して、メッセージを打つ。まず樹に「先に帰る」と送った。その後に送ったのは茜だ。

