翌日。結羅は朝食の準備をした後に、茜が髪を結ぶのを手伝ってほしいと言われたのでやってあげる。編みカチューシャにしてあげると喜んでいた。
そして朝食を食べ終わった頃に匠が迎えに現れた。
「主に送り迎えするようにと言われたので、俺が2人を送迎することになった。早くしろ、俺も忙しい」と、言われる。
どうやら約束を持って、ボディーガードとして兼任してくれることになったようだ。
最近は物騒なので、そうしてもらえることはありがたい。しかし、それは茜だけで十分だ。
「ありがとうございます。ですが、茜だけでお願いします。私はイトコが迎えに来てくれるので、電車で行きます」
「えっ? お姉ちゃん!?」
「片付けもしないといけないし。自分の身は自分で守れるから大丈夫なので。虎太郎も居るし……ね?」
『えっ? ああ……』
茜だけではなく、虎太郎も驚いていたが。
結羅は、なるべく彼らの負担になることはしたくなかった。あくまでも茜を守るための手段。生活の面倒まで見てもらっているからだ。
「……分かった。なら、妹の方を送ろう」
匠は承諾してくれたが、茜は冗談でしょ? と言った表情になっていた。
前日のことを聞いたから匠への印象は悪い。喧嘩しないか心配ではあったが、安全性を考えると、その方がいいだろう。
そして茜は匠が運転する車で中学校に向かうことに。ちなみに茜は私立の中学校に通っている。なので転校しなくても良かった。
黒色の外車に乗せてもらったのだが、茜はムスッとしたまま後部座席に座っている。お互いに無言。
足を組みながらジッと運転している匠の方を見ると、その違和感に気づいた。
そして朝食を食べ終わった頃に匠が迎えに現れた。
「主に送り迎えするようにと言われたので、俺が2人を送迎することになった。早くしろ、俺も忙しい」と、言われる。
どうやら約束を持って、ボディーガードとして兼任してくれることになったようだ。
最近は物騒なので、そうしてもらえることはありがたい。しかし、それは茜だけで十分だ。
「ありがとうございます。ですが、茜だけでお願いします。私はイトコが迎えに来てくれるので、電車で行きます」
「えっ? お姉ちゃん!?」
「片付けもしないといけないし。自分の身は自分で守れるから大丈夫なので。虎太郎も居るし……ね?」
『えっ? ああ……』
茜だけではなく、虎太郎も驚いていたが。
結羅は、なるべく彼らの負担になることはしたくなかった。あくまでも茜を守るための手段。生活の面倒まで見てもらっているからだ。
「……分かった。なら、妹の方を送ろう」
匠は承諾してくれたが、茜は冗談でしょ? と言った表情になっていた。
前日のことを聞いたから匠への印象は悪い。喧嘩しないか心配ではあったが、安全性を考えると、その方がいいだろう。
そして茜は匠が運転する車で中学校に向かうことに。ちなみに茜は私立の中学校に通っている。なので転校しなくても良かった。
黒色の外車に乗せてもらったのだが、茜はムスッとしたまま後部座席に座っている。お互いに無言。
足を組みながらジッと運転している匠の方を見ると、その違和感に気づいた。

