話し合いの結果。結羅が虎太郎に力を借りて玄武を石に封印した。その石は白石神社が預かることに。
 強い結界を張ってある白石神社なら、よほどの霊力がない限りは入ってこられない。
 あやかしに触れられる心配はない。やっと落ち着いて生活が送れる。

 1ヶ月後。結羅と伊織は結婚式を挙げた。
 契約結婚だったから入籍だけで、まともに夫婦らしいことはしてこなかったからだ。
 挙式は青石神社で行われる。
 白無垢を着飾った結羅はとても綺麗だった。黒紋付羽織袴を着た伊織の手を取った結羅と幸せそうに微笑むのだった。
 そこには列席者として座っている茜と両親。匠の姿があった。嬉しそうに2人を祝福してくれるのだった。




                                             END