人へ過干渉はしてはならない。それは運命を捻じ曲げてしまうようなものだから。でも、先代は既定の年齢に達していない皇女を預かることにした。火晶石に皇女の名を刻み、王族3名の映像を閉じ込めたんだ。既定の年齢っていうのは3歳だからな。映像の赤ん坊の蓮花は、2歳にすら達していなかったんだ。運命通りなら、蓮花は家族もろとも死んでいただろうさ。朱雀は、時間をかければ治る傷を癒す力があるのみで、生死を覆すほどの力を持ってはならないとされている。つまり、先代は蓮花を預かったことで、死ぬはずだった運命の幼子を生かしてしまったこととなった」
久惔は、その言葉を区切ると、蓮花に、その後の運命について話し始めた。
「界理の御告げを、俺と蓮花の分や、蓮花が生きたことで運命が曲がってしまうであろう人の分まで請け負った先代は、耐えきれず消滅してしまった。そんな先代を見て育った俺は、5歳になるまでの間、俺が代わりに幼子を育てたが、5歳以上も育て続けていたら、次なる界理の御告げが下ってしまうと考えた俺は、どうにかして蓮花の里親を探すことにした」
「妖神の声を聞くことができる人は、王族に限られている。羽耀国は滅亡していたから、他国の王族の中で、蓮花を預かり育ててくれる王族を探すしかなかった。そして、見つけたのは渓科 澄紗。蓮花が母親だと思っている人物だ」
久惔は、その言葉を区切ると、蓮花に、その後の運命について話し始めた。
「界理の御告げを、俺と蓮花の分や、蓮花が生きたことで運命が曲がってしまうであろう人の分まで請け負った先代は、耐えきれず消滅してしまった。そんな先代を見て育った俺は、5歳になるまでの間、俺が代わりに幼子を育てたが、5歳以上も育て続けていたら、次なる界理の御告げが下ってしまうと考えた俺は、どうにかして蓮花の里親を探すことにした」
「妖神の声を聞くことができる人は、王族に限られている。羽耀国は滅亡していたから、他国の王族の中で、蓮花を預かり育ててくれる王族を探すしかなかった。そして、見つけたのは渓科 澄紗。蓮花が母親だと思っている人物だ」



