『名喪人として、門外へ放す』と。当然、抵抗しました。しかし、必死の抵抗もむなしく、門外へ放り出されたのです。名喪人として目覚めたのは、舟の上でした。そちらのサクという女性に案内され、住居まで恵んでくださいました
一人、椅子に座ってくつろいでいた時です。自分の着ている服から、紙のしわしわとした音がしたので、探ってみると、一枚の紙が服の布と一緒に縫われておりました。読み終えると燃えてしまい、手元には残っていませんが、『絵を描き、身体の紋から送れというもの』と、『他に人がいるようなら、霜霞国や名喪人について聞いたり、その人の過去を聞き出した結果を送りなさい』というものでした。丁寧に送り方の手順も書いてあり、自分の身体を確かめてみると、変な模様がたくさん描かれていて、紋はこのことかと理解しました。この模様が紋というものならば、どこかへ送ることができるかもしれないと、試しに一枚絵を描いて送ったのです。手順のとおりに紋に合わせたその絵は、光って消えました。
あの紙の内容が本物だったと気づいたのです。なので、紙にあった通りに、島人たちに霜霞国や名喪人、過去について詳しく聞いていきました。結果はご存じの通り、自分自身を含め、誰も覚えておらず、他の島人から嫌われてしまい、島の絵を描いては、紋で描いた絵を送ることを繰り返しました。
一人、椅子に座ってくつろいでいた時です。自分の着ている服から、紙のしわしわとした音がしたので、探ってみると、一枚の紙が服の布と一緒に縫われておりました。読み終えると燃えてしまい、手元には残っていませんが、『絵を描き、身体の紋から送れというもの』と、『他に人がいるようなら、霜霞国や名喪人について聞いたり、その人の過去を聞き出した結果を送りなさい』というものでした。丁寧に送り方の手順も書いてあり、自分の身体を確かめてみると、変な模様がたくさん描かれていて、紋はこのことかと理解しました。この模様が紋というものならば、どこかへ送ることができるかもしれないと、試しに一枚絵を描いて送ったのです。手順のとおりに紋に合わせたその絵は、光って消えました。
あの紙の内容が本物だったと気づいたのです。なので、紙にあった通りに、島人たちに霜霞国や名喪人、過去について詳しく聞いていきました。結果はご存じの通り、自分自身を含め、誰も覚えておらず、他の島人から嫌われてしまい、島の絵を描いては、紋で描いた絵を送ることを繰り返しました。



