宵の月、秘めたる契り―帝に愛された二人の女御―

綾子は柔らかく、そして甘く息を吐きながら、艶やかな表情で帝を受け入れる。

その顔を見たとき、帝の中で何かが溢れた――

この女を、手放したくない。もっと深く、もっと奥へ――

そんな衝動が、心と身体を突き動かしていった。

「ああ……!」

帝は綾子の奥深くに、熱を注ぎ込んだ。

二人の吐息が絡み合い、微かな香の残る帳の中には、静かで甘やかな余韻が漂っていた。

「……はぁ、はぁ……」

綾子は小さく震えながら、潤んだ瞳で帝を見つめていた。

頬には涙が一筋、静かにこぼれている。

「今夜のこと……忘れません。」

その声はかすれて、けれど確かに届いた。

帝はその細い身体を、ぎゅっと強く抱きしめた。

「今夜だけじゃない。……明日も、そなたを召す。」

「……そんなこと……」

綾子は否定しかけたが、言葉の続きを帝が奪った。

「できる。朕が望む限り、何度でも――」