======== この物語はあくまでもフィクションです =========
 ============== 主な登場人物 ================
 星野弾・・・かつての地球防衛軍ユニバース警備隊隊員、地球防衛組織ドナルド隊長。
 星野えいじ・・・弾の、双子の息子。GIT隊員。
 星野はじめ・・・弾の、双子の息子。
 星野マリア・・・弾の妻。
 坂本幸太・・・暫定臨時自治組織GIT首相。
 相田みずほ・・・GIT隊長。
 井下透・・・GIT隊員。
 畝山金蔵・・・GIT隊員。
 越後ひかる・・・GIT女性隊員。一番の年長者のため、皆からは「姉御」と呼ばれている。
 越智裕太・・・GIT隊員。
 美作あゆみ・・・GIT女性隊員。
 イーヨン・マスクマン・・・国連事務総長。

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 2040年4月25日。地球。真鍮国雲海省。
 星野えいじは、ウルカラセブンジュニアとして闘った。
 父の弾の話では、最初から地球人に正体を明かして宇宙人として闘うのは、初めてのパターンだった。
 テンペロン星人、バミーダ星人が地上に降り立つと、地底怪獣ガイアノンが現れた。
 ガイアノンが火炎放射すると、テンペロンが雷を、バミーダが電撃を開始した。
 オーガニ・カリッジの指令で、ニードル1号、ニードル2号は、テンペロンとバミーダをけん制し、ガイアノンからジュニアを切り離した。

 戦闘場所を確保したジュニアは、両手からアタックナイフを出し、ガイアノンの背後に回って馬乗り、急所と思われる、背びれのようなものの色の変わった部分を攻撃、ガイアノンの血しぶきが飛び出した。
 一旦、後方回転したジュニアは胸板からウルニウム光線を発射し、ガイアノンを倒した。
 駆けつけると、ニードル1号、2号は無事だったが、後方支援のオーガニ・カリッジの主翼部分が破損していた。
 これでは、『三位一体』攻撃が出来ない。『三位一体』とは、オーガニ・カリッジのオーガニック砲と、ニードル1号機、2号機のガリウム砲同時攻撃だ。

 ジュニアは、アタックナイフを宇宙人達に『連射』した。
 そして、テンペロン目がけてバミーダをスープレックスで投げた。
 そこへ、ニードル1号とニードル2号からエクサイトビームを発射、オーガニ・カリッジからもオーガニック砲が放たれた。
 最後に、ジュニアがシャイニングビームを発射、宇宙人達を粉砕した。
 GIT基地。
 ジーニアスはリモート操作をして、オーガニ・カリッジとニードル1号、ニードル2号、そして、ジュニアを転送・回収した。
 「初陣としては、まあそんなもんだろう。」
 GIT隊員達と共に帰ったえいじに、そう言ったのは、はじめだった。
 「え?双子?宇宙人にも双子いるんだ。」あゆみがそう言うと、ひかるが「失礼よ、あゆみ。」と、ひかるが窘めた。
 「兄の、はじめです。よろしくね、姉御。」はじめの言葉にひかるは、目を白黒させた。

 ―完―