サングレのアドバイス通り『共通の推し』作戦をマユコに実行することにした。
急がないと紅龍様がガルーらをユリちゃんに押し付けるかもしれないしね!
私はマユコをカフェに呼び出した。
相手は警戒していたけど、私はひたすら下手に出て聞き役に徹したのだ。
その結果マユコは……。
「ユリちゃんの健気で可憐で努力家で清楚なところが最高で~……!」
「ユリちゃんという最高のヒロインを生み出してくれたマフィアクに圧倒的感謝!」
「でもマフムビは、紅龍と珠天先生をハブってガルーとサングレの敵対メインだったから、ユリちゃんの魅力が最大限に生かされてなかったですよね!」
「マフステ、観ました? ユリちゃん役の女優が私的に解釈違いだったんですけどぉ~、ガルー様と茨鬼君の俳優がドンピシャで~」
「でもマフアニはユリちゃんの声優が山田Z子だったんで解釈一致でしたけどぉ~」
「ソシャゲの方はユリちゃんの衣装変更できなくて不満でしたけど、ガルー様と紅龍の追加衣装が、タキシードですっごいエロかったんですよねぇ~!」
一人で、めっちゃ喋るやん?
私は味のしないカフェオレを飲みながら笑顔で頷く。
たまに「さすが~!」「知らなかった~! 教えてくれてありがとー」「すごーい!」「そうなんだ~!」と、興味のない合コンの相槌みたいなのを打ち続けて。(苦痛)
いや、何が苦痛って、私はヒロインに特に思い入れのないプレイヤー(紅龍様最推し)だから、プレイヤーの分身としか思っていないヒロインの魅力を語られてもわからんのだ。
(サングレの作戦に賛成しておいて、この態度)
『紅龍様の雄っぱいの厚さについてどう思いますか?』とかだったらヨダレを垂らしながら食らいつく話題なんだけどな~。
と、カフェオレをチマチマ飲んでいるけど、マユコのトークが止まる気配はない。
でも、まぁ、サングレの作戦は成功みたいで、マユコは「ユリちゃん推し仲間が居て嬉しいです~♥」と無邪気に喜んでいる。(私の瞳の輝きと胃は死んだが)
しかし、ふと言葉に出来ない疑問が胸に浮かぶ。
(何かおかしいのよね……)
それを口にする前に、とある人物が私達の席に来た。
「手前が女と茶してるなんざ、珍しいじゃねぇか」
ガルーがスーツの上着を肩掛けした姿で現れたのだ。
「ガルー!? 何でここに居るのよ!」
「居ちゃ悪ぃのかよ」
悪くない! 悪くはないけど……!
ガルーは思わず目を逸らしたくなるような姿だった。
コイツ、胸筋すごいからシャツの胸元ぱつんぱつんなのよね!
ワンサイズ大きいシャツ着ろって言ってるのに!
歩くセンシティブ小僧が! と、それを説教しようとした私の横で、マユコが飛び跳ねる。
「ガガガガガガガルー様!?」
何で急に様づけしてんだこのデコ助野郎! と思ったけど、ガルーの男のフェロモンむんむんな姿にマユコは目を覆いながら真っ赤になって首を左右に振っている。
「いやー! 生ガルー様!!!!」
私は違和感の正体に気づいた。
こ、こいつ……! もしかして……!
急がないと紅龍様がガルーらをユリちゃんに押し付けるかもしれないしね!
私はマユコをカフェに呼び出した。
相手は警戒していたけど、私はひたすら下手に出て聞き役に徹したのだ。
その結果マユコは……。
「ユリちゃんの健気で可憐で努力家で清楚なところが最高で~……!」
「ユリちゃんという最高のヒロインを生み出してくれたマフィアクに圧倒的感謝!」
「でもマフムビは、紅龍と珠天先生をハブってガルーとサングレの敵対メインだったから、ユリちゃんの魅力が最大限に生かされてなかったですよね!」
「マフステ、観ました? ユリちゃん役の女優が私的に解釈違いだったんですけどぉ~、ガルー様と茨鬼君の俳優がドンピシャで~」
「でもマフアニはユリちゃんの声優が山田Z子だったんで解釈一致でしたけどぉ~」
「ソシャゲの方はユリちゃんの衣装変更できなくて不満でしたけど、ガルー様と紅龍の追加衣装が、タキシードですっごいエロかったんですよねぇ~!」
一人で、めっちゃ喋るやん?
私は味のしないカフェオレを飲みながら笑顔で頷く。
たまに「さすが~!」「知らなかった~! 教えてくれてありがとー」「すごーい!」「そうなんだ~!」と、興味のない合コンの相槌みたいなのを打ち続けて。(苦痛)
いや、何が苦痛って、私はヒロインに特に思い入れのないプレイヤー(紅龍様最推し)だから、プレイヤーの分身としか思っていないヒロインの魅力を語られてもわからんのだ。
(サングレの作戦に賛成しておいて、この態度)
『紅龍様の雄っぱいの厚さについてどう思いますか?』とかだったらヨダレを垂らしながら食らいつく話題なんだけどな~。
と、カフェオレをチマチマ飲んでいるけど、マユコのトークが止まる気配はない。
でも、まぁ、サングレの作戦は成功みたいで、マユコは「ユリちゃん推し仲間が居て嬉しいです~♥」と無邪気に喜んでいる。(私の瞳の輝きと胃は死んだが)
しかし、ふと言葉に出来ない疑問が胸に浮かぶ。
(何かおかしいのよね……)
それを口にする前に、とある人物が私達の席に来た。
「手前が女と茶してるなんざ、珍しいじゃねぇか」
ガルーがスーツの上着を肩掛けした姿で現れたのだ。
「ガルー!? 何でここに居るのよ!」
「居ちゃ悪ぃのかよ」
悪くない! 悪くはないけど……!
ガルーは思わず目を逸らしたくなるような姿だった。
コイツ、胸筋すごいからシャツの胸元ぱつんぱつんなのよね!
ワンサイズ大きいシャツ着ろって言ってるのに!
歩くセンシティブ小僧が! と、それを説教しようとした私の横で、マユコが飛び跳ねる。
「ガガガガガガガルー様!?」
何で急に様づけしてんだこのデコ助野郎! と思ったけど、ガルーの男のフェロモンむんむんな姿にマユコは目を覆いながら真っ赤になって首を左右に振っている。
「いやー! 生ガルー様!!!!」
私は違和感の正体に気づいた。
こ、こいつ……! もしかして……!



