こうして紅龍様の前で正座させられて事態の説明を求められたワケなんだけど……。
でも説明も何も……ねえ?
『私以外の転生者がまた現れました! ユリの付き人のマユコっていう輩なんですけど、ソイツ、ゲームのユリちゃんガチ勢で、正しいルートの為に私にタヒねって言ってくるんです!』
2行くらいで説明が終わってしまった。
それを聞いた紅龍様は思案していたけど……思案顔も素敵♥
ていうか、ユリやら付き人やら、悪女ポジの私より遥かにマシな立場に皆は転生してるのに、どうして私だけディディとかいう、どう足掻いても死ぬポジに転生させたんですか紅龍様!
私、紅龍様に何かしました!? 紅龍様のアクスタをベッドに無数に並べて寝てファンネルみたいにしてたからですか!?
って、びえんびえんウソ泣きする。
そのウソ泣きが五月蠅かったのか、紅龍様が片手を振って呆れたように告げた。
「うるせーナー。何度も言うが、ワタシのチカラじゃディディが最適解だったんだヨー」
その所為で何回も死んでますが!!??
思い出すわぁ……ガルーに狙撃されたり、サングレに滅多刺しにされたり、アリアに馬で轢き殺されたり……。(遠い目をしながら、Dieジェスト)
しかし、紅龍様は顔を背けると、ぽつりと漏らした。
「……ディディは私の愛人設定だったからだ。お前が他の男と少しでも寝る可能性がある役柄に転生させるなど……、悔しいだろうが」
……え?
紅龍様を見上げると、不貞腐れた子供みたいに目を逸らしている。
つまり紅龍様、最初期から、そこそこ私に執着してくれてたってこと……?
その証拠みたいに彼の耳は少し赤くなっていt……もう1回リピートお願いしま――す!!!!
私が両手を叩いて「アンコール! アンコール!」と繰り返す。
紅龍様は溜息をつきながら、私を指さした。
「元気になったのは何よりだけどナ、問題は何も解決してねーゾ!」
「はっ! そうでした! 紅龍様! 私、死にたくないです!」
紅龍様に縋りつくと、彼は私の頭を撫でながら頷いた。
「安心しろ。もう私もお前を無為に死なせるつもりはない」
やった! ラスボスがノリノリだ! 私はガッツポーズをとる。
「紅龍様! 今回は甘々ですね! シリアス口調ですし!」
「オマエ! まるでワタシが毎回、塩対応してるみたいに言うんじゃねーヨ!」
「えっ? 違うんですか?」
「いつでもワタシ、オマエを溺愛してるだろうガ!」
溺……愛……? エ……? え??? ゑ?
「すみません、ちょっとよくわかりません! 溺愛が息してないんですよこの話!!」
「テメー!!」
ふざけてると、紅龍様に腕を掴まれて起こされた。
そして額に触れる、柔らかで熱い感触……。
紅龍様を見つめると、彼は舌なめずりをしながら此方を妖艶な眼差しで見ている。
「ふえ……?」
思わず変な声が出たけど……!
ひ、額に、き、キス……された……だと……!?
何で額なのかと思っていると「口だと、そのままヤッちまいそうだからナー」と言っていて……ウェルカムですが!? バッチコイですが!?
両手をパンパン叩いて、手をクイクイしながら急かす。
なのに、紅龍様は「なんでオマエ、抱きたい女にやってほしくねー挙動ばっかするんだヨ!」と叱られた。
叱りつつも今後の展開について前向きな提案をしてくれるのが紅龍様なのだが。
「よし、殺すカ! マユ公? とかいうヤツ!」
「紅龍様! すっごい前向きっていうか前のめりな提案!!」
躊躇なく最終手段を選ぶ紅龍様! そういえばこの人、マフィアのボスだった!!
しかし私は迷っていた。
マユコに失礼な対応ばっかりされたのは事実だけど、彼女の言葉が胸に引っかかっているのもまた事実だったのだ。
『ゲームを本気で愛しているなら、元筋を捻じ曲げた展開で良いと思っているのか』
ずっと心の奥底にあった疑問。
私がプレイヤーだったら、ディディが好き勝手しているなんて嫌に決まっている。
ゲーム制作者達様にも失礼だと思ってしまう。
まぁ、それはそれとして死にたくないんだが! うん!(クズ)
私には紅龍様の無限ループがあるとはいえ、巻き戻るのがまた子供時代からとかだったら子育てをイチからやり直ししなきゃならないのかしら……!?
そう漏らしていると、紅龍様に両肩を掴まれた。キャ♥
キス待ち顔をする私に紅龍様は「ナニもしねーゾ!」と注意してから、ニヤリと笑って告げた。
「もうガルーもサングレもアリアも攻略したようなモンだロ? ならアイツらまるっと、ユリにくれてやレ!」
何やて!?
でも説明も何も……ねえ?
『私以外の転生者がまた現れました! ユリの付き人のマユコっていう輩なんですけど、ソイツ、ゲームのユリちゃんガチ勢で、正しいルートの為に私にタヒねって言ってくるんです!』
2行くらいで説明が終わってしまった。
それを聞いた紅龍様は思案していたけど……思案顔も素敵♥
ていうか、ユリやら付き人やら、悪女ポジの私より遥かにマシな立場に皆は転生してるのに、どうして私だけディディとかいう、どう足掻いても死ぬポジに転生させたんですか紅龍様!
私、紅龍様に何かしました!? 紅龍様のアクスタをベッドに無数に並べて寝てファンネルみたいにしてたからですか!?
って、びえんびえんウソ泣きする。
そのウソ泣きが五月蠅かったのか、紅龍様が片手を振って呆れたように告げた。
「うるせーナー。何度も言うが、ワタシのチカラじゃディディが最適解だったんだヨー」
その所為で何回も死んでますが!!??
思い出すわぁ……ガルーに狙撃されたり、サングレに滅多刺しにされたり、アリアに馬で轢き殺されたり……。(遠い目をしながら、Dieジェスト)
しかし、紅龍様は顔を背けると、ぽつりと漏らした。
「……ディディは私の愛人設定だったからだ。お前が他の男と少しでも寝る可能性がある役柄に転生させるなど……、悔しいだろうが」
……え?
紅龍様を見上げると、不貞腐れた子供みたいに目を逸らしている。
つまり紅龍様、最初期から、そこそこ私に執着してくれてたってこと……?
その証拠みたいに彼の耳は少し赤くなっていt……もう1回リピートお願いしま――す!!!!
私が両手を叩いて「アンコール! アンコール!」と繰り返す。
紅龍様は溜息をつきながら、私を指さした。
「元気になったのは何よりだけどナ、問題は何も解決してねーゾ!」
「はっ! そうでした! 紅龍様! 私、死にたくないです!」
紅龍様に縋りつくと、彼は私の頭を撫でながら頷いた。
「安心しろ。もう私もお前を無為に死なせるつもりはない」
やった! ラスボスがノリノリだ! 私はガッツポーズをとる。
「紅龍様! 今回は甘々ですね! シリアス口調ですし!」
「オマエ! まるでワタシが毎回、塩対応してるみたいに言うんじゃねーヨ!」
「えっ? 違うんですか?」
「いつでもワタシ、オマエを溺愛してるだろうガ!」
溺……愛……? エ……? え??? ゑ?
「すみません、ちょっとよくわかりません! 溺愛が息してないんですよこの話!!」
「テメー!!」
ふざけてると、紅龍様に腕を掴まれて起こされた。
そして額に触れる、柔らかで熱い感触……。
紅龍様を見つめると、彼は舌なめずりをしながら此方を妖艶な眼差しで見ている。
「ふえ……?」
思わず変な声が出たけど……!
ひ、額に、き、キス……された……だと……!?
何で額なのかと思っていると「口だと、そのままヤッちまいそうだからナー」と言っていて……ウェルカムですが!? バッチコイですが!?
両手をパンパン叩いて、手をクイクイしながら急かす。
なのに、紅龍様は「なんでオマエ、抱きたい女にやってほしくねー挙動ばっかするんだヨ!」と叱られた。
叱りつつも今後の展開について前向きな提案をしてくれるのが紅龍様なのだが。
「よし、殺すカ! マユ公? とかいうヤツ!」
「紅龍様! すっごい前向きっていうか前のめりな提案!!」
躊躇なく最終手段を選ぶ紅龍様! そういえばこの人、マフィアのボスだった!!
しかし私は迷っていた。
マユコに失礼な対応ばっかりされたのは事実だけど、彼女の言葉が胸に引っかかっているのもまた事実だったのだ。
『ゲームを本気で愛しているなら、元筋を捻じ曲げた展開で良いと思っているのか』
ずっと心の奥底にあった疑問。
私がプレイヤーだったら、ディディが好き勝手しているなんて嫌に決まっている。
ゲーム制作者達様にも失礼だと思ってしまう。
まぁ、それはそれとして死にたくないんだが! うん!(クズ)
私には紅龍様の無限ループがあるとはいえ、巻き戻るのがまた子供時代からとかだったら子育てをイチからやり直ししなきゃならないのかしら……!?
そう漏らしていると、紅龍様に両肩を掴まれた。キャ♥
キス待ち顔をする私に紅龍様は「ナニもしねーゾ!」と注意してから、ニヤリと笑って告げた。
「もうガルーもサングレもアリアも攻略したようなモンだロ? ならアイツらまるっと、ユリにくれてやレ!」
何やて!?



