『ハンゲツ王国ものがたり』を完読して頂き、本当にありがとうございましたm(_ _)m


 そして、最終話の後日談として、元々は没ネタだった話をこちらに載せてみました。プラス裏話のような【おまけ】の話も有ります。
 後日談はほぼ台詞(せりふ)のみになりますが、もし良かったら読んでみてくださいね!


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 〈露天の天然温泉にて〉

トーコ:「ああぁ~、ホント至福だぁ~」

エドガー:「はははっ。相変わらず婆臭(ばばくさ)いな、お前は」
(優しく見守る祖父のような言い方)


〈ヒロインと竜が気付かない間に、ヒーローが接近……〉
オズワルド:「よお」
      (トーコの(そば)に来る)

トーコ:「えっ!? ギャアアアァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ーッ!!」

エドガー:「なっ!! ちょ、貴様!!」

オズワルド:「正式に夫婦になったんだから、そう騒ぐことでも無いだろ」
(マッハの速さで服を脱いで、温泉に入ると即ヒロインを後ろからがっちりホールド)

トーコ:「オ、オ、オ、オォズワルドさんっ!! て、し……失神しそう……」

オズワルド:「失神したら、介抱してやるから安心しろ」

エドガー:「おのれ貴様っ、我がトーコに何をする!?」

オズワルド:「あー、オレに向かって火を()いたら、この孫みてーな乙女も火炙(ひあぶ)りになるから止めとけよ?」

(数十分後のこと。トーコは完全に失神……プラスのぼせてしまったので、オズワルドはトーコを介抱した後に、悶々(もんもん)としているエドガーと並んで歩きながら、彼女をおぶって帰りましたとさ。……おしまい)


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【おまけ ↓】

● 国名や地名・場所の名称等を日本語由来のシンプルな名前にした理由は、外国風の素敵なネーミング候補が全く思いつかなかったからです。とはいえ、分かりやすさ……だけは、何とか意識してみました(多汗)


● 1年以上前、夜に寝ている時、(くも)りの日に誰かを乗せて飛んでいる黒いドラゴン(西洋の竜)が夢に出てきたことがきっかけで、作品の構想を考え始めました。


● 竜のエドガー(本名:エターナル=ドラニコス)は、誕生した時から人間好きな設定なので、人に影響されて創られた人間っぽさ(喜怒哀楽がハッキリする性格?)を意識して、作品の中で動かしてみました。


● ミントは苦手ですが、ハーブティー(特にローズヒップ)が好きな理由で、ハーブのネタを書きました。


● トーコの髪は、前髪有りで二八分けのイメージです。


● 空から見ると、島国のハンゲツ王国は半月型(北東がほぼ真っ直ぐ、南西が曲線)になっています。
 それから、トーコ(燈子(とうこ))の母親であるユーコの母国語表記は、『悠子』です。タイヨウ皇国は、ユーコの故郷の国では『泰陽皇国(たいようこうこく)』と書きます。