⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰
部活が終わり、電車に乗ると
朝と同じく藍羅が居た。
「日下部さん」
僕が声をかけると
「あ!平さん!部活終わった?」
と、普通に応えた。
「日下部さん、暑くない?」
「え?」
「いや、今真夏なのに暑くないのかなって…思って」
「…え?」
「え…?」
しばらくお互いこのまま沈黙が続き気まずくなって来た頃
「おーい!緋彩!」
後ろから肩をポンポンと叩かれる。
「陽向!?どうした?」
「いや、お前…なんでここに居るんだよ?」
「え?あ…」
「…ったく、俺ん家来い。話したいこともあるから」
「あ、あぁ…あっ!それじゃ日下部さん、また」
「うん、またね」
「おい…お前」
「え?」
「どこに話しかけてるんだよ?俺はここ!」
グイッと肩を掴まれ、陽向と目と目が合う。
「え?見えてないのか?」
プシュー…
「見えてないって何が?」
「さっきまで僕の隣に居た女の子」
「え?」
陽向は首を傾げながら「何言ってるんだ?」とでも言いたげな怪訝な顔を全面に押し出してから改札を出た。
陽向には藍羅さんが見えてない…?
ここで僕は藍羅さんに違和感を抱き始めた。
部活が終わり、電車に乗ると
朝と同じく藍羅が居た。
「日下部さん」
僕が声をかけると
「あ!平さん!部活終わった?」
と、普通に応えた。
「日下部さん、暑くない?」
「え?」
「いや、今真夏なのに暑くないのかなって…思って」
「…え?」
「え…?」
しばらくお互いこのまま沈黙が続き気まずくなって来た頃
「おーい!緋彩!」
後ろから肩をポンポンと叩かれる。
「陽向!?どうした?」
「いや、お前…なんでここに居るんだよ?」
「え?あ…」
「…ったく、俺ん家来い。話したいこともあるから」
「あ、あぁ…あっ!それじゃ日下部さん、また」
「うん、またね」
「おい…お前」
「え?」
「どこに話しかけてるんだよ?俺はここ!」
グイッと肩を掴まれ、陽向と目と目が合う。
「え?見えてないのか?」
プシュー…
「見えてないって何が?」
「さっきまで僕の隣に居た女の子」
「え?」
陽向は首を傾げながら「何言ってるんだ?」とでも言いたげな怪訝な顔を全面に押し出してから改札を出た。
陽向には藍羅さんが見えてない…?
ここで僕は藍羅さんに違和感を抱き始めた。



