1、学校キャンセル界隈だって開き直れたらいいのに
★学校キャンセル界隈だって開き直れたらいいのに
学校キャンセルにもすっかり慣れてしまって、
今日も、制服のまま、一度、駅まで行ったけど、
結局、反対方向の電車に乗り、
あまり行かない街のカフェでダラダラ時間を潰している。
学校に行くことが当たり前の世界の人たちからすると、
そんな自分は、不快なんだと思う。
気分屋に見えて、
みんなが我慢していることをしていないだけに思うのかもしれないね。
だけどいいよ。
自分は自分なりに我慢だってしてきて、
繊細すぎて、社不な気質だから、
そういった意味で、もう人生、詰んでるだよ。
そんな気質だから、人より早く我慢の限界が来ただけだって、
開き直ることができたら、
きっと、今、食べているクロワッサンも美味しく感じるのにね。
★もう決めているからいいんだ
もう、私には、
人並みのキラキラした青春を過ごすことができないのなんて、
自分でも十分、わかっているよ。
クラスガチャ以前に、
私の性格は暗すぎだから、
私は自分の手でキラキラした未来なんて切り開けないから。
だけどね、それでもいいんだ。
私はもう、ひとりで生きるって決めきっているから。
それでも、周りのキラキラを見ていると、
たまに寂しくて、苦しくなるんだ。
胸の奥が。
★掴めない助けて
上手く言っている人の言い分はね、
大体、「誰だって苦しいから」とか言うよね。
口に出すことができるっていいよね。
口に出すことすら忘れてしまった今、
本当に、何をどうやって対処すればいいのかわからないし、
そう言われ続けるから、
罪悪感が胸の中に広がって、
本当の自分がわからないよ。
だから、助けてほしいって言葉すら、
今は口には出せない。
★集団に適合できない
休み時間の他の笑い声が聞こえると途端に孤独で怖くなる。
10代の段階で、集団に適合できなくて、
馴染めない自分はどうすればいいんだろう。
そう思うってことは、
それなりに上手く行かない理由を言い訳しているだけなのかな。
ぐるぐる頭のなかでそんなことを回しながら、
今日も、誰も話しかけられない一人きりの世界で、
朝、自販機で買ったボトルのカフェオレを一口飲んだ。
★それでも一歩ずつ、歩みを止めない
嫌なシミュレーションばかり、
頭の中で繰り広げられる朝は、
大体、体調不良で、身体はもう、重すぎるし、
歩きたくもない。
それでも、セーラー服を纏い、
学校に向かって、一歩ずつ、歩く私は、
社会的には当たり前かもしれないけど、
十分、偉い気がする。
2、教室ディストピア ――絶望を繰り返す君に輝きを
★教室ディストピア
物心ついたときから、
生きるのが下手すぎて、
上手く話すことすらできない。
教室はディストピアに感じるほど、
青春にうってつけの環境が苦痛で、
もう、嫌なんだ。
だから、家に帰ると、
ギターを機関銃みたいにかき鳴らし、
今日も誰にも聴くことができない曲を作り続ける。
★キラキラした青春なんて、くたばれ
真夏の学校の屋上で青空をぼんやりと眺めている。
玄関から男女のカップルが仲良く歩いてるのが見えて、
くたばれって無意識に思うくらい、
この学校は私にとって息苦しいよ。
今のところ、失敗だらけの選択ばかりだけど、
好転すると信じて、今に対して、ふざけるなって言いたい。
★交際の噂ばかり、大好きなんだね。それがストレスなんだけど
噂が大好きな人たちで溢れた教室は、
朝からストレスフルな噂ばかりでうんざりだよ。
本を読んでいても、自然と入ってくるその話題は、
男女交際の話で、そんなに妬んでいるなら、
自分を充実させて、理想的な恋をすればいいのに。
★ABC人生論
Aがダメなら、Bでって言ったのに、
Bもダメですって言われる人生だから、
じゃあ、Cに、Dに、ってそれを繰り返して、
妥協すぎるZまで来るのが私の人生なんだよ。
Aで通る人と、Zになる私、どう違うんだろう。
Aを貫けるような、理想的な自分に早くなりたい。
★受験に意味ありますか?
受験とか、ストレスフルなだけじゃん。
どうして、点数化する必要があるの?
こんなゲーム、苦手で弱すぎるから、
目先の勝ち負けとか、そんなことより、
楽しく人間らしい暮らしができる未来を選びたい。
★内申点はAI判定にしてほしい
つまらない学校に行かなかっただけで、
内申点がボロボロで全否定された気持ちになるよ。
先生、つまらない学校に責任があるんじゃないんですか。
はいはい、それも言い訳ですね。
学校行ってる人のほうが偉いんでしょ、どうせ。
★自分の人生を最高にメイクする方法
テンプレにハマった人生なんて、つまらなくない?
追われ、終わらせられ、わがままが言えないなんてイヤだよ。
追いかけた理想郷は、ひとりで泣くだけのつまらない世界だから。
だから、逃げ出して、クズって言われても、
無価値とか言われても、逃げちまおう。
そして、自分の手で自分の人生を最高にメイクするんだ。
★なんで考えを言っちゃいけないの?
「考えすぎだよ」って言われても、
性格的に考えすぎちゃうから仕方ないでしょ。
「でも、だって」って言うと、
「言い訳は嫌い」って言って受け入れてくれない癖に。
★言語化できない
今のしんどさを言語化できないくらい、
今、ものすごくしんどいから、
誰かにそれを代弁してほしい。
★手を伸ばしても
仰向けで手を伸ばしても、その先は白い天井で、
今はその無力さに、また泣いてしまうよ。
このまま寂しさが手の先から消えてしまえばいいのに。
★失敗だらけの人生だけど
失敗だけの人生を楽しむには、
もう、些細なことを失敗だと思わなきゃいいんだ。
周りなんて、気にせず、
ある程度、諦めてしまえば、楽しくやれるさ。
★君は強すぎる世界の刺激に疲れているだけだよ
君はそのままでいいよ。
どうしてこれ以上、何かを外に求めるの?
誰かを簡単に傷つけるのが普通の日常のなかで、
慣れ親しんだ優しさは沈んでいくだけだよ。
だから、今、傷ついている君には、
冬の凛とした朝を切り裂いて、
ただ、自分を温めて。
★ずっと走らせれるのは、もう嫌だ
もう、なにかを目指すとか、
あれをしろとか、これをしろとか、
そういうのが、本当に嫌になったよ。
どうして、何もしないことを許してくれないの?
もう、今まで学校で十分やってきたじゃん。
入園、卒園、入学、卒業、入学、卒業、入学。
そして、卒業。
もう、集団生活のすべてが嫌だし、疲れ切ったんだよ。
お願いだから、休ませてほしい。
★考えすぎて、上手く眠れなかった
考えすぎて、上手く眠れなかった。
いつもなら綺麗にみえる朝日は今日は残酷にみえるよ。
ただ、それでも前を向くしか自分への薬がないことはわかっている。
わかっているよ、それくらい。
★機械的な今の私
嫌われたくない。
私のささやかな願いは、
コミュニティから離れないこと。
そんな理由だけで共感できないことに、
相槌を打つのに疲れてしまったよ。
もし、AIがもっと発達したら、
私のことをしっかりと聞いて受け入れてくれる
優しいコミュニケーションをしてくれる
ヒューマノイドがほしい。
★顔色ばかり
人の顔色で一発でまた失敗したと絶望し、
疲れ切る毎日は、自分でもどうすればいいのか、よくわからないよ。
そんな私に昔、離れ離れになった人から、
「あまり考えすぎないようにね」と言ってくれたことを、
たまに思い出すと、なぜか少しだけ気持ちが楽になる。
★下手だけど
目玉焼きすら上手く焼けないくらい、
いろんなことが下手で生きること自体が不器用だし、
毎年、春の匂いを嗅ぐと、
即効で五月病になるくらい弱いメンタルだけど、
なんとか、今の生活をしている自分はめっちゃ偉いと思う。
★いつも悪目立ちする
いつも悪目立ちするのは昔からで、
そのたびに人の目線が嫌すぎて、
すべてを辞めたくなる。
そんな痛い自分に効く抗生剤をください。
★決めるのが下手だった私へ
今までずっと、焦らされる人生だったから、
もう、私でペースを決めることにした。
つぎのLCCのバーゲンセールで、
良さげな穏やかな楽園を目指したい。
★必死だったんだよ
必死にやってきたのに、
いつの間にか、ボロボロになっていたよ。
息の仕方を教えないのと一緒で、
手を抜く方法なんて誰も教えてくれなかった。
真面目すぎるんだよ。って誰かが言ってくれたら、
こんなバカみたいに必死に生きようとしなかったのに。
★現実を揺らす、言葉を深海に沈めたい
もう、これ以上、傷つきたくなんてないんだ。
あらゆる誤解も、あらゆる言葉足らずも、
有り余った自分の思考に任せて、
現実を揺らすのに、もう疲れたんだ。
もし、言葉にアイアンをくくりつけて、
海溝にむかって投げ込むことができたら、
きっと、30%くらい生きづらさが軽減されたらいいな。
★絶望的なベッドの上で癒やしを誓う
みんな悩みのなかに生きているんだよ。
だから、それくらいどうってことないって言われても、
打たれ弱すぎる私はもう、絶望中の絶望で、逃避だけじゃ間に合わないよ。
重力すら重く感じるほど弱い私は、
いつもベッドの上に囚われたままで、
iPhoneでTikTokをスライドさせるくらいことしか、
もう、できないんだ。
こんな状態で一体、
これ以上、なにを頑張ればいいの?
こんな私のこと、わからない癖に。
★吹雪に永遠はない
永遠とか、理想とか、愛情とか、友情とか。
人と関わるすべてのことが、たまにわからなくなるよ。
マイナス世界の雪の中、
踏みしめるたびに、甲高く鳴る足元の感覚はなくなりそうだね。
こんな北にいる所為で、
こんな吹雪すら慣れてしまったけど、
ひとりきりで、こんな白くて静かな世界を歩き続けるのは、
鬱陶しくて、嫌になるよ。
★終末論者の君にささやかな愛を
「こんな世界、大嫌いなんだ」
そんなことを平気に口にした君は、
涼しい表情のまま、缶のカフェオレを一口飲んだ。
「じゃあ、私と一緒だね。なんて言うと思った?」
「いや、そんなつもりはないけど」
「もし、隕石が落ちてきて、終末世界になったら、前の方がいいって、絶望する癖に」
「いいよ、そうなったら、そうなったで絶望すればいい」
「だっさ」
私はそう返すと、君はふふっと笑ってくれたから、
私の冷たさで君を少しだけ笑わせることができて、
私はほんの少しだけ、嬉しくなった。
ただ、それだけで私は十分だから、もう世界に幻滅しないで。
★無理を繰り返してきたから
壊しても、壊しても、壊しても、壊してしまいたいんだよ。
すでに粉々になった人生を復活させる方法は、
時間をかけて、かけらをひとつずつ拾って、
無駄な努力で、アロンアルファでつなぎ合わせるしかないのかな。
そんな今の私にアドバイスなんて、無効だよ。
ボロボロでも自己責任ですか。
どうせ、みんな自分のことしか考えていないんだね。
それでも前を向く私は偉いと思う。
★自分のことばかりだよね
結局、自分のことばかりの世界って疲れないのかな。
親切で言ったことが、敵視され、
敵視を優しさで切り替えしたら、
また、敵視される。
そんな淀んだ努力は評価され、
権力、そして、お金、すべてを簡単に手に入れる。
優しさがなくなった今、
優しさだけじゃ、生きられないとか、
そんなふざけたことが正当化される。
だから、結局、みんな自分のことばかりの世界に向かってしまう。
これから抜けるには、それに染まらない、
強い自分を作るしかないのかな。
それすら、もう限界なのに。
★人間関係なんて
悩みの9割が人間関係だったら、
人間関係を断ち切っちゃえばいい。
ひとりで、タフに生きる決意をすればいい。
間接的に社会と浅く関係を持てばいい。
本当に自分のことを深く理解してくれる人を見つければいい。
そういった意味で君は強くなって、しっかりと自分を持って。
★うまく息ができない
人の気持ちをいつも考えすぎて、
いつも、なにも下手なことができなくなる。
私の息なんて、誰も聞いていないのだって知っている。
よく息が切れるほど、集団のなかはつらくて、
共感できないのに、共感したふりして、
それが人間社会だから仕方ないじゃんって言い聞かせて、
無理して、無駄にして、それがもう限界なんだって気がついた。
そんな生きるのが下手な私のことを、
ただ、誰かに肯定してほしい。
★どうして適応できないんだろう
「もう、帰りたい」
そんな独り言をぼそっと言っても、
朝の国道の喧騒でその言葉は簡単にかき消された。
向き合うことすら困難なのに、
それでも歩き続けなくちゃならないから、
今日の朝も駅に向かって、トボトボと歩いている。
だけど、いつもの橋の真ん中で、
もう、歩けなくなった。
胸の奥が痛くて、
吐きそうなほど、無理が押しつぶそうとする。
結局、その痛みをもう、無視することができなくて、
来た道を戻り始めた。
その道は、いつもと変わらないのに、
暗く、黒く、そして光なんてなんてないように思えた。
★普通の人が羨ましい
どうして普通ってレベチなの?
普通になりたかった。
普通になれない私は大人になれない扱いをされ、
小馬鹿にされる表情、言葉、仕草、向けられる悪意が嫌だ。
そして、確かに私って、普通じゃないよねって、
はいはい、わかってますからって、思っても、
社会は普通の人向けに作られているから、
結局、普通じゃない自覚をして、
それでも私は自然と普通を求める。
だから、普通を求めない世界を自分で作れるようにしたい。
★話さないから誤解されても仕方ないよね
群れるのが好きじゃないし、
勝手にイメージをつけられ、
勝手なこと言われて、
勝手に傷つく。
そんな勝手な自分が嫌になる。
中途半端に孤立する決意がないのに、
誰かから優しさがほしいって思うから。
だから、冷めた自分を温めるために、
今日も駅のホームの自販機でココアを買う。
★悔しさと虚しさで胸が痛いよ
午前中の黄色い日差しが部屋に射し込んでいる。
ひとりきりで、涙を流したって、なにも変わりやしないのは、
自分でも十分、わかっているよ。
どうせ、恵まれている癖に、
自分のこと不幸だとか、そんなこと思って泣いてるんでしょ。
って冷めた内側の自分に言われそうだ。
日差しに手を伸ばし、右手の影をぼんやり眺める。
右手を強く握り、悔しさを浄化したことにした。
★遠くに連れて行って
誰かに遠くに連れて行ってほしい。
それくらい、今の閉塞感が嫌で仕方なくて、
住み慣れたこの街すら、嫌いになりそうで、
もう、思い切って、飛び出して、環境を変えたい。
今日も青空はどこまでも透き通っていて、
それが、余計に絶望的な気分になる。
もし、その透明感を手に入れたら、
灰色の今を鮮やかに染めることができるかな。
★ロジカルをミルクに煮込むように
IQが違いすぎると、話が合わないって言われたり、
性格診断で相性が合わないとか、あー、とかガッカリされたりさ、
根拠とロジックばかりで、息苦しくて疲れちゃうよ。
それって、お互いがお互いに、ただ理解し合わないだけなんじゃないの?
合わせようとか、相手のことをもっと知りたいとか、
そういう気持ちが欠如してるだけなんじゃないの?
エビデンスばかり求められちゃ、感覚が鈍っちゃうよね。
根拠や、裏付けばかり求められる世界じゃ、
直感ばかり信じる自分は一体、どうやって生きていけばいいんだろう。
★楽しい街とうんざりな自分
どうせ自分なんて、なんにもできないよ。
そう思うくらい、今がなにも見えなくてつらいや。
コートのポケットに両手を突っ込み、
ぶすっとした気持ちを抱いたまま、夜が始まったばかりの街を歩いている。
12月に入った街は少しだけソワソワとし始めていて、
街路樹はLEDで青色の世界を作っている。
そんな自分と対極的な街の中を歩いていると、
そんな自分だけ置いていくように季節は巡って、
自分なんか世界から忘れられているような気さえするよ。
だけど、今は歩かなきゃ。
家に着くまでにこの虚しさが消えてくれたらいいな。
★天才になりたかった
天才になりたかった。
もっと、憧れる人になりたかった。
年パスでディズニーシーに通い詰めたいな。
新作のiPhoneでエモい写真を撮りたいな。
無数のプチプラのリップの蓋をカチカチ何度もやって、
TikTokで一発バズって、
インフルエンサーにでもなろうかな。
でも、今は絶望を繰り返しすぎて、
まともに動くことすらできなくて、
ベッドは絶望を溶かす唯一の夢空間で、
そのなかで妄想をめぐらし続けても、
自分が一体何なのか、自分でもわかりやしない。
大人になんてなりたくないし、
今はただ、本当になにもしたくないな。
そんな今でも、光が射してほしい。
★キラキラできない私の青春
キラキラした青春を横目に、
キラキラすることが難しい私の青春は、
有効中のJKブランドでも地味なままだよ。
人付き合いが致命的に苦手で、
黙っていても気味悪がられるだけ、
そんなのわかりきっているから、
今日も結局、いいことがなかったな。
だけど、それでいいよ。
内向的な自分が、自分を保つ手段はそれしかないから。
★今日一日、さんざんだったけど
予報はずれの冷たい雨に打たれながら、
駅から家に向かって歩いている。
なにもかも上手くいかないときは、
本当にすべてが合わさったみたいに、
いろんなツイてないことが起きるのはどうしてだろう。
こんな一日の終わりだけど、
家に帰ったら、お風呂で追い焚きをしながら、
ぼんやりネトフリで気になったドラマでも観て、
自分をリセットしよう。
★頑張ればいいってもんじゃないでしょ?
これ以上、何を頑張ればいいの?
自分が嫌で嫌で仕方ない日々なのに。
綺麗ごとだけ並べて、
人前ではヘラヘラし続ける自分が嫌い。
人に合わせることを頑張っているのに、
「もう少し、違うことやってほしかった」
なんて言われたくなかった。
だから、もうこの環境からは離れよう。
もっと、自分を大切にしてくれる場所があると信じて。
★本当の自分なんて
本当の自分なんて、誰もわかりやしないんだ。
マウントだらけのどうしようもない情報交換や、
楽しいと思ったこともない群れているだけの遊び。
息抜きにならない日々が、息苦しくて、
ふざけるなって気持ちだけが胸の底に黒く降り積もる。
もう、くだらない。くだらない。くだらない。
そう思いながらも、今日も日常を惰性する。
★ゴミみたいな世界で
ゴミみたいな世界なのに、
どうしてみんな楽しむことができるの?
マジで群れるのって、くだらないよね。
そう思わない?
とか、そんなことなんてリアルで言えるわけがないから、
DTMに打ち込んだ音楽に、
自分の声を吹き込み、社会のエナジーになれと、
甘ったれた願いを込めて、今日もSNSの海に流す。
★くだらないよ
未来なんてくだらない。
自分を信じきれないから、そう思うのかな。
それとも、今があまりにもひどすぎるからかな。
とりあえず、そのモヤモヤが消えたらなって思いながら、
マグカップにインスタントココアをお湯で溶き、
不自由な自由について考えてみる。
★ハードモードなのに縛りプレイな人生
ハードモードなのに縛りプレイまでして、
詰みまくってる人生は、どうやったら修正可能なんだろう。
夜の公園をひとりで散歩しながら、
少しだけ考えてみているけど、
結局、今日も答えは見つからないから、
とりあえず、「ポジティブに。ポジティブに」とぼそっと言ってみた。
★より早く100%にしたい
100%な休日のなかで急速充電する方法は、
ただ、横になってゴロゴロするしかなくて、
刺激が強すぎて、忙しい毎日に少しだけうんざりする。
ただ、社会では自分の居場所を自分で作らなくちゃいけないから、
ハードな日常をこなすしかないんだ。
だけど、もう、疲れたよ。
もし、誰かにずっと休んでいいよって言われたら、
とりあえず、まず一週間はダラダラしたい。
★学校に行きたくないんじゃなくて、学校で生きていけないんだよ
学校に行きたくないんじゃなくて、
学校で生きていけないんだよ。
強制力で集団のなかに矯正される感じが、
嫌で嫌で仕方ないんだ。
なんだよ、口を開けば「団結、友情」って。
そんな強制が息苦しいんだよ。
そういう生き方のタイプじゃないんで。
ひとりでも楽しく生きていくことができるから。
★道徳の授業くらい
ブチギレたくなるほど、理不尽なことばかりで、
しっかりしなさいって言われても、
普通に我慢の強要ばかりで殴りたくなるんだけど。
いいよね、世渡り上手は。
生き方下手だけど、そう思っても絶対殴ったりしないよ。
その我慢は最低限できるから、
道徳の授業くらい、教室から抜け出していいよね?
★面倒だよね
そもそも、面倒くさいよね。
生きているだけで、上出来じゃん。
それなのに、あれやれ、これやれ、ってさ。
要求しすぎなんだよ。
大人になったら、
もっと、肩の力抜いて、楽に生きたいな。
★元気に見えるんでしょ
もう、元気なフリが疲れたよ。
本当は元気じゃないのにさ、
余計なことばかりに神経すり減らすんだから。
だけど、こんなときでも強くこう思っている。
せっかく生まれたんだから、楽しいこと楽しみ続けてやる。って。
★キュートに、ワンダフルな人生にするために
起きるたびに憂鬱な朝には、もう慣れたし、
胸の重たさや、頭痛にも慣れてしまったよ。
ただ、今日から、学校に行かないことにしたんだ。
まだ誰にも言っていない、かくしごとだから、
まだ日常のルーティンを引きずっているだけなんだ。
今日は痛みも消えるさ。
制服をまとい、さっそうと図書館へ向かう。
今日から、普通でいることを諦めるんだ。
これから先の人生をしっかりと彩るために、
キュートに、ワンダフルにするために。
★せめて今を充実させたい
楽しさなんて、今が充実してなきゃ、味わえないよね。
学校でそれを手にすることができるかと言うと、
性格的にそれは無理だってことも知っている。
上手くいく。上手くいく。どうせ上手くいくし。
何度も、胸のなかでつぶやき、
絶望寸前の日曜日を微温く楽しむ。
★17歳のままでいれたら
17歳のまま時が止まってしまえば、
きっと、楽なようで、楽じゃないんだろうなって思ったり、
だけど、大人になるのも面倒そうだし、
やっぱこのままがいいとか思ったり、胸の中で微かに揺れる。
制限だらけの毎日は退屈だし、自由もほしいけど、
安い責任は欲しくない。
★そっとね
矛盾だらけの社会だけどさ、
そのなかで君はよくやっているよね。
だから、誰も言わないことをそっと伝えたい。
今日も頑張ったね。
★ありきたりだけど、楽しめるようになるよ
嫌すぎてうんざりすることも多いけど、
結局、自分が自分の機嫌とって、
楽しいことばかり集めたら、
きっと、今からでも楽しくなるよ。
ありきたりって思うかもしれないけど、
案外、そういう方が今を乗り越えられるのかも。
★今は大変かもしれないけど。
今はくだらないことばかりでうんざりしているかもしれないけど、
そこからそっと抜け出したり、新しいことを始めたら、
それが嘘みたいになくなるよ。
もちろん、無理やり超える方法だってあるし、
その方法で今まで君はやってきてるし、
我慢強い君は今、まさに無理やり超えようとしていると思う。
だけど、それはものすごく疲れることだから、
そのあとは、自分に優しくしてあげてね。
どっちの選択をしても、きっと正解だ。
いい感じになるよ。
きっと、いい感じに。
★絶望してもいいよ
絶望してもいいよ。
君がそれを繰り返すのには意味があるから。
そして、人には話せない背景だってあるんだから。
自分を取り戻せば、きっと君はまた、幼い頃みたいに輝ける。
どうか、その輝きを大切にして。
★絶望を繰り返す君に輝きを
君は今までのことで、すでに疲れ切っていて、
もう動くことすらできなくなっているんだよね。
僕は知っているよ。
それなのに、本当の君を知らない人たちは、
みんな「動け」って君のことを急かす。
急かした先に一体なにがあるかなんて、
みんな考えてもいないのにね。
そのことに気がついたから、
僕は急かしたくないんだ。
ゆっくり君の輝きを取り戻せばいいよ。
そしたら、今の絶望は、きっと消えていくから。
3、綺麗ごとじゃない青春のなかで
●青春なんて、消えてしまえ
すでに失敗だらけで、
もう、嫌で、嫌で、嫌で。
陽キャに憧れながらも、陰キャ沼にハマる。
そんな私の青春は、
10代のまま、脈を打っても、
姿見で見る私は、儚さを纏まとったままだよ。
賞味期限ギリギリの少女時代が、
あと少しで終わる今、
これから先、どうすればいいのか、
ビジョンを白いシーツの上で、今日も思案する。
●汚れたままでもキラキラしていてほしい
汚れたままでもキラキラしていてほしい。
幸せについてなんて、
まだなんにもわからないけど、
ただ、毎日をギリギリで続けているだけだよ。
夕日よりも、月のほうが好きな私だから、
不安を抱えたまま、月明かりに、そっと手を伸ばす。
●真空ROMした、ちっぽけな私
古いブラウン管のiMacのボタンを押し、
カタカタの読み込み音を聞く、深夜。
若い癖に、もう、色させたみたいに、
今がものすごく生きづらいんだよ。
誰あてでもない手紙を、
ネットに接続されていない、
ROMにデータ化する。
●嘘で塗り固めないと、自分を保てない君へ
嘘で塗り固めないと生きていけないんだよね。
そんな君の嘘は人のことを考えて過ぎている嘘なんだよ。
だけど、気がついて。
君のことをわかってくれる人は君自身だってことを。
だから、もう、嘘つかないようなところを見つけて、
自分らしさのゆりかごに少しだけ近づいてみてほしい。
もっと、自分勝手に。
強く、強く。
●壊れそうだよ
壊れそうだよ。
想定していた未来が描けなくて。
怖いんだよ。
相思相愛が存在しないから。
絡まった爆弾のコードを、
冷静に治し、適切な線を切るように、
慎重に人生を進んでいたはずなのに、
どうして、上手くいかないの?
●風呂キャンが市民権を得ても
風呂キャンが市民権を得ても、
面倒を押し付ける社会はあまり変わらないね。
毎日が嫌なニュースだらけだから、
とりあえず、レモンキャンディを、口に入れて、
熱暴走したスマホを再起動する。
●現状維持ディストピア
ディストピアのなかで、
どうすることもできない二人は、
逃げる選択を続けて、諦めない映画を見たよ。
現状維持バイアスを疑い始めた瞬間、
人生って、初めて自由になるのかなって、
そんなことを考えながら、
ネトフリのおすすめが気になって、
ソファで寝転がりながら、選択ボタンを押す。
●ロマンスを乞い、最上級のきゅんを求める
愛されたいって、
叫びたくなって、
結局、そんなことなんて、
このワンルームの中じゃできないよ。
だから、モヤモヤした気持ちに、
きゅんを少しだけ入れるために、
推しのライブ配信を右手の人差し指で、
そっと、タップした。
●深夜の住宅街の風は微温かった
最悪な日になった今日、
自分が無価値でちっぽけに思えたよ。
泣き腫らしたあとに出る深夜の住宅街は、
いつものように薄暗くて青く見えるね。
こんなに暗いのに、ほんのりと、
南風で春をかすかに感じる。
最悪が冷たい青で、
最高が温かい赤なら、
誰だって、赤い方の蛇口をひねるよね。
今のこの気持ちは、
それくらいシンプルなことだってことくらい、
わかっているよ。
●私を保てないよ
保てないよ。
一般常識とか、ルールのなかで私を保てないよ。
自分を出した瞬間、
刺さる視線、冷たい言葉、
そういうものがすごく嫌になったんだ。
ルールだから、
そういう決まりだから、
それだけじゃ、私のなかでは理由にならないよ。
綺麗な言葉で自分を着飾ったもん勝ちの社会じゃ、
いくらレベル上げしても、
私がちっぽけに思えるよ。
だから、無い天井を理想とする社会から、
そっと、離れられるように、
私が私であれるように、
今日から、TikTokを始めてみたよ。
偉いね、今日の私。
●承認欲求エフェクト
承認欲求の塊で何が悪いの?
愛し愛されることと、
愛し合いされたいことの違いはなに?
承認欲求をバカにする風潮は、
平均点ばかりを気にする人たちの特徴じゃない?
真ん中にいることが、そんなにいいことなの?
普通とか、常識の真ん中にいることが、そんなにいいの?
じゃあ、平均より下は落ちぶれているとか、
見下している時点で、あなたの承認欲求は満たされているよね。
そんな世界、大嫌いだから、
自分は承認欲求を素直に認めて、
今日もエフェクトをかけて自撮りをする。
●革命チークとリップ
革命なんて、大富豪だけで十分だよ。
180℃世界が変わったあとは、
また、180℃回って、
結局、もとに戻るんだからさ。
そんなもの、チークとか、リップとかの
流行りと変わらなくない?
そんなことより、
今、まさに身近で、
自分のことをバカにする存在が、
リップを塗るだけで、
すっと、目の前から消えて欲しい。
その方が、私の幸福度に革命が起きるから。
●ギリギリで優しいを維持している
ギリギリすぎる毎日を笑顔で誤魔化して、
「優しいね」の第一印象を維持している。
だけど、本当の自分は、
こんなことで笑わないし、
人間関係のコツは、愛想よくってことを知っているから、
自分のことなんて、二の次にして、
どんなことも、ポジティブに反応する。
そうすれば、自分のまわりは明るくなると信じていた。
だけど、思った以上に自分への違和感が拭えなくて、
結局、今日も、ベッドの上で静かに泣いている。
●いろんなことがあるけど
マシュマロを溶かし、クッキーをまぶして、
四角く型どるように、君は真面目で優しいよね。
君と二人で、雪がちらつくなか、
バス停でバスを待っていると緊張するよ。
その緊張で、君のことを
友達以上に思っているのが伝われたばいいのに。
そう思ってたら、綿雪がどんどん空から落ちてきた。
●バスミルクに優しさを
Spotifyで大好きなラブソングを流しながら、
今日もゆっくりお風呂に入るために、
バスタブを洗っているよ。
泡を綺麗にシャワーで流し切り、
給湯ボタンを押した。
まだ水深が浅いバスタブにバスミルクを入れ、
服を脱ぎ、白くした世界にそっと足をつけた。
●世紀末に流行った曲を歌いながら
情報弱者だっていい。
情緒不安定だっていい。
情動中毒だっていい。
SNS中毒者で溢れた社会だから、
スクラップの情報だらけで、
息苦しいよ。
だから、自己肯定感をMAXにするために、
今日も、世紀末に流行った曲をカラオケで歌い続ける。
●優柔不断少女
夏になると冬が恋しくて、
冬になると夏が恋しい私は、
ものすごく優柔不断で、
そのなびきやすい性格は唯一自慢できるよ。
去年の夏の終わりに、
スーパーアウトレットセールで買った、
白いTシャツを着て、
エアコン強にして、
雪見だいふくをゆっくり味わう。
●幸せになってね
幸せになってね。とか、
そういうことを誰かに囁いてほしい。
だけどね、
もう、それを聞くこともできないくらい、
最近、頑張れないんだ。
どうせ、上手くいくでしょ。と、
どうしようもならないよ。が頭のなかで繰り返すから、
自分と関係ないことを考えるために、
SNSを開き、情報の海に潜り、逃避を始める。
●青春を卒業する日
賞味期限間近の制服姿でプリを唯一の親友と撮る。
親友とは、青春なんて消えてしまえばいいって、
いつも屋上で話して、
春の憂鬱な曇り空とか、夏の爽やかな青空とか、
秋の高く澄んだ青空とか、冬は閉鎖された屋上のロープを一緒に見たり、
決まりとか、ルールとか、四季とか、
そういうことについて、ふたりきりで深く話し合った。
そして、3月になった今日。
「不適合な青春だったね」と言って、
加工された自分たちの顔を見て笑いあった。
●綺麗ごとじゃない青春のなかで
綺麗ごとじゃない青春のなかで、
嘘や裏切りばかりで、
本当の自分がなくなってしまったみたいで、
生きる意味とか、将来の夢とか、
問われても、何もわからないよ。
とにかく、休みがほしい。
飽きるくらい。
とか言っても、休みなんてくれないのが、
青春だから、自分の中から、少しでも嘘を減らして、
なんとか、今をやり過ごしたい。



