佐渡の名前を出す時に一瞬躊躇して、それから少しだけ恥ずかしそうに口にする。
佐渡のことを話す時、この女子は突然しおらしくなるのだが、普段とのギャップがあり過ぎるその姿に、吉野はギャップ萌えどころか逆にギャップ萎えしている。
こういうところに萌える人もいるのだろうな、なんて思いながら、吉野は昼間のことを思い出す。
彼女が図書室を去る時に微かに頬を染めていたことや、佐渡のことを見ていたことを。
「相変わらず、よく廊下で先輩とお話されたりしてますよね!あと、この間一緒に帰っているのを見ましたし、今日も図書室ですごく仲が良さそうで」
“仲がいい”という言葉に、一瞬佐渡に抱き着かれていた時のことが頭をよぎったが、確かこの女子に見られた時は、佐渡に背中を枕にされていたはず。まだ、抱き着かれてはいなかったはず。
「別に、言うほど仲がいいってわけじゃない。先輩は、誰にでもあんな風だから。……俺とは、ただ委員会が一緒って言うだけで」
佐渡のことを話す時、この女子は突然しおらしくなるのだが、普段とのギャップがあり過ぎるその姿に、吉野はギャップ萌えどころか逆にギャップ萎えしている。
こういうところに萌える人もいるのだろうな、なんて思いながら、吉野は昼間のことを思い出す。
彼女が図書室を去る時に微かに頬を染めていたことや、佐渡のことを見ていたことを。
「相変わらず、よく廊下で先輩とお話されたりしてますよね!あと、この間一緒に帰っているのを見ましたし、今日も図書室ですごく仲が良さそうで」
“仲がいい”という言葉に、一瞬佐渡に抱き着かれていた時のことが頭をよぎったが、確かこの女子に見られた時は、佐渡に背中を枕にされていたはず。まだ、抱き着かれてはいなかったはず。
「別に、言うほど仲がいいってわけじゃない。先輩は、誰にでもあんな風だから。……俺とは、ただ委員会が一緒って言うだけで」



