「それにしても彼女、勢いが凄いね。一年生だけど先輩相手に物怖じしないところ、かと言って失礼でもなく礼儀もきちんとしているところ、将来有望そうだ」
うんうんと頷いたかと思ったら、また佐渡はくすくすと可笑しそうに笑う。
「先輩それ褒めてますか?」
「そりゃもちろん」
だったらそのくすくす笑いを収めてほしいところだ。
「ところで先輩は、そこで一体何をしているんですか。なんで椅子があるのに床に座ってるんです?」
「たまには違う角度から吉野くんを見たくなって」
そう言う佐渡は、顔を上げると椅子に座っている吉野を見上げる形になる。この角度は、中々ない。
佐渡の方が吉野より上背があるので、普通にしているとどうしても佐渡の方が高い位置に顔が来る。
お互いに椅子に座っている時などはそれほど差は感じないが、吉野を見上げたいとなると、これくらいあえて佐渡が低くならないと、もしくは吉野が高い位置にいかないと、叶わない。
うんうんと頷いたかと思ったら、また佐渡はくすくすと可笑しそうに笑う。
「先輩それ褒めてますか?」
「そりゃもちろん」
だったらそのくすくす笑いを収めてほしいところだ。
「ところで先輩は、そこで一体何をしているんですか。なんで椅子があるのに床に座ってるんです?」
「たまには違う角度から吉野くんを見たくなって」
そう言う佐渡は、顔を上げると椅子に座っている吉野を見上げる形になる。この角度は、中々ない。
佐渡の方が吉野より上背があるので、普通にしているとどうしても佐渡の方が高い位置に顔が来る。
お互いに椅子に座っている時などはそれほど差は感じないが、吉野を見上げたいとなると、これくらいあえて佐渡が低くならないと、もしくは吉野が高い位置にいかないと、叶わない。



