下らない話

 夏休み明けすぐ、台風並みの雨風の日があった。
 連日の残暑から一転して、午後から急激に気温が下がり横殴りの雨が地面を叩きつける程激しく降り出した。

 彼女の傘に入り帰って行く樹の後ろを少し離れて歩いた。
 彼女と別れ電車から降りた樹を傘に入れてやるつもりだった。
 だけど樹は電車から降りなかった。

 自分がバカらしくて笑えた。