並んで歩く俺たちは、側からは仲のいいカップルにしか見えないんだろうな…。
ショーウィンドウに映る自分たちの姿が樹たちに見えてくる。
「自分見てうっとりしてんなよ‼︎」
「…してねぇよ」
ショーウィンドウから目を外し前を向いたその時、つい今しがた思い浮かべていた二人が残像の様に目の前に立っていた。
「あ、朝比奈‼︎」
「…おぅ」
そのまま通り過ぎようとする俺に樹がカウンターを喰らわせてくる。
「…彼女?」
「さぁな」
振り向かずに歩く。
沙月はそんな俺に駆け寄り黙ってついて来た。
バッティングセンターに着いた時、沙月が一言
「泣きたい時は泣けばいいよ」
そう言った。
「別に、泣く様な事なんて何もねぇよ…」
これでいい。沙月には悪いけど、樹が沙月の事を俺の彼女だと思っているんなら…そのままそういう事にしておけばいい。
このまま少しずつ離れていこうぜ。
このまま距離を取って他人になっていこうぜ。
いつまでもずっと、お前と下らない話をしていたかったけど…仕方ないよな。
さよならだ。
ショーウィンドウに映る自分たちの姿が樹たちに見えてくる。
「自分見てうっとりしてんなよ‼︎」
「…してねぇよ」
ショーウィンドウから目を外し前を向いたその時、つい今しがた思い浮かべていた二人が残像の様に目の前に立っていた。
「あ、朝比奈‼︎」
「…おぅ」
そのまま通り過ぎようとする俺に樹がカウンターを喰らわせてくる。
「…彼女?」
「さぁな」
振り向かずに歩く。
沙月はそんな俺に駆け寄り黙ってついて来た。
バッティングセンターに着いた時、沙月が一言
「泣きたい時は泣けばいいよ」
そう言った。
「別に、泣く様な事なんて何もねぇよ…」
これでいい。沙月には悪いけど、樹が沙月の事を俺の彼女だと思っているんなら…そのままそういう事にしておけばいい。
このまま少しずつ離れていこうぜ。
このまま距離を取って他人になっていこうぜ。
いつまでもずっと、お前と下らない話をしていたかったけど…仕方ないよな。
さよならだ。


