下らない話

「はいよ。拓海‼︎」
「マジ助かる」
「今度何か奢れよー」
「…常識の範囲内でな?」

 放課後、図書室で欠席中に進んだ分のノートを写させて貰っていた。
 しかも解らない所は御丁寧な解説付きだ。

 席替えで隣になってからしょっちゅう話す様になった水原沙月。
 小動物みたいな見た目に反して中身は男っぽく、時事ネタから下ネタまで何でも話せる友達だ。

「拓海、何かあったっしょ?」
「ん?」
「元気ない」
「そんな事ねぇよ。元気元気」
「よし、写し終わったらバッティングセンター行くぞ‼︎」
「俺病み上がりだっつーの」
「そんなん知るか」