いつかの春が過ぎた日に

『あ~でも雇用関係はちょっと違うのかな?』

「いや、そんなこと聞いてない」

『ん~、でも私もよくわかってないしな』

「話を聞け」

『条くんの夢はなんだろう、、また剣道できるようになるとか?』





「は?」

『おっと~怖い顔しないでよ』

「何なんだよお前。」

『今更だね~』

『そうだな~、、一緒に働いてくれるなら教えてあげるよ』

『まぁ、明日までに考えといてね』

彼女は俺にそう言って教室を出た

初対面の筈なのに俺の名前を知っていること
俺が諦めた道を知っていること。
何もかもが不可解すぎる
どうするのが正解なのかはたまたこの問に正解があるのか..,俺は考えるのが馬鹿らしくなって思考を放棄し自宅へと帰った