待ち伏せ開始から一時間が経った。ターゲットは未だ、出てきていない。
サークル活動でもしているのか。それとも、ずっとしゃべっているのか。
写真を見ると、華恋は派手めの東京女子といったところで、濃湖は清楚な感じがする。
一軍ギャルと一軍清楚女子。私の高校にもいたかもしれない。
「華恋、このあとスタバ行く~?」
「スタバじゃなくてゲーセン行こ、ゲーセン~」
「分かった。カラオケはどう?」
「うちら、十九歳だけど、酒飲んじゃう?」
「それはさすがにダメだよ」
「はぁ~?めんどくせぇな」
「ご、ごめん」
「別にいいけど。プリクラ撮ろうよ。萌えるやつ知ってるから、私。」
いかにも一軍な会話だ。会話からすると、華恋の方が気が強いようだ。
華恋を先に殺した方がいい。鈴木に合図を送る。
二人が門から出てきた瞬間を狙った。最初に、華恋を刺した。濃湖が悲鳴をあげる。
友達が刺されたのだから、当たり前だろう。次に鈴木が濃湖を刺した。
ナイフを二人の腹から抜いて、ポケットに入れた。防犯カメラが二つある。
鈴木が右を、私が左を担当した。防犯カメラが壊れた。大学内から足音がする。
すかさず、車に逃げこんだ。ナンバープレートを見られたら最悪だ。
「早く逃げて!アクセル全開!」
さすが『スナイパー』のドライバーだ。高級車にも関わらず、全力でドリフトをかます。
ドリフトの煙でナンバープレートを見えなくさせる作戦だ。作戦は成功。
出てきた生徒たちは中に逃げこむ。煙がなくなったけど、私たちはもう消えている。
生徒たちが動揺している。堂々と置いてある「華恋の」死体を見つけたようだ。
二人の手にはいくつもの「痕」がある。
喧嘩になって、濃湖が持っているカッターナイフで刺してしまった、という事件にした。
なぜ、カッターナイフが濃湖の手元にあったかというと、二人は美術・芸術サークルだからだ。
真面目な濃湖はしっかりとカッターナイフを所持していたから、苦労せずに済んだ。
だが、不真面目なギャルの華恋は自分のカッターナイフを所持していなかった。
それを想定して、鈴木と私で、二人の手などを何回もつねった。
最後に、濃湖のカッターナイフに、華恋の血をつけたのだ。
そうすれば、警察は『濃湖の殺人』と思うようになる、と鈴木は考えた。だが、おかしいだろう。
すごく簡単なことだが、濃湖も殺されているのだ。このくらい、誰だってわかる。
※鈴木は馬鹿だから分からないのだ。気にする必要はない。
だから、単純なことをしたした。
華恋の死体は隠さない。だけど、濃湖の死体は『スナイパー』の死体処理室に持っていくのだ。
死体処理室は、どんな死体でも完璧に処理できる部屋だ。おっさんに頼めば使わせてくれる。
警察は『濃湖の行方』を捜査するようになるだろう。DNA検査をしても無駄だ。
私たちは、手袋を着用して二人を殺した。
我ながら、いいトリックを考えたもんだなぁ。そういえば、雨歌からフルーツももらえる。
今日は最高のミッションだった。
サークル活動でもしているのか。それとも、ずっとしゃべっているのか。
写真を見ると、華恋は派手めの東京女子といったところで、濃湖は清楚な感じがする。
一軍ギャルと一軍清楚女子。私の高校にもいたかもしれない。
「華恋、このあとスタバ行く~?」
「スタバじゃなくてゲーセン行こ、ゲーセン~」
「分かった。カラオケはどう?」
「うちら、十九歳だけど、酒飲んじゃう?」
「それはさすがにダメだよ」
「はぁ~?めんどくせぇな」
「ご、ごめん」
「別にいいけど。プリクラ撮ろうよ。萌えるやつ知ってるから、私。」
いかにも一軍な会話だ。会話からすると、華恋の方が気が強いようだ。
華恋を先に殺した方がいい。鈴木に合図を送る。
二人が門から出てきた瞬間を狙った。最初に、華恋を刺した。濃湖が悲鳴をあげる。
友達が刺されたのだから、当たり前だろう。次に鈴木が濃湖を刺した。
ナイフを二人の腹から抜いて、ポケットに入れた。防犯カメラが二つある。
鈴木が右を、私が左を担当した。防犯カメラが壊れた。大学内から足音がする。
すかさず、車に逃げこんだ。ナンバープレートを見られたら最悪だ。
「早く逃げて!アクセル全開!」
さすが『スナイパー』のドライバーだ。高級車にも関わらず、全力でドリフトをかます。
ドリフトの煙でナンバープレートを見えなくさせる作戦だ。作戦は成功。
出てきた生徒たちは中に逃げこむ。煙がなくなったけど、私たちはもう消えている。
生徒たちが動揺している。堂々と置いてある「華恋の」死体を見つけたようだ。
二人の手にはいくつもの「痕」がある。
喧嘩になって、濃湖が持っているカッターナイフで刺してしまった、という事件にした。
なぜ、カッターナイフが濃湖の手元にあったかというと、二人は美術・芸術サークルだからだ。
真面目な濃湖はしっかりとカッターナイフを所持していたから、苦労せずに済んだ。
だが、不真面目なギャルの華恋は自分のカッターナイフを所持していなかった。
それを想定して、鈴木と私で、二人の手などを何回もつねった。
最後に、濃湖のカッターナイフに、華恋の血をつけたのだ。
そうすれば、警察は『濃湖の殺人』と思うようになる、と鈴木は考えた。だが、おかしいだろう。
すごく簡単なことだが、濃湖も殺されているのだ。このくらい、誰だってわかる。
※鈴木は馬鹿だから分からないのだ。気にする必要はない。
だから、単純なことをしたした。
華恋の死体は隠さない。だけど、濃湖の死体は『スナイパー』の死体処理室に持っていくのだ。
死体処理室は、どんな死体でも完璧に処理できる部屋だ。おっさんに頼めば使わせてくれる。
警察は『濃湖の行方』を捜査するようになるだろう。DNA検査をしても無駄だ。
私たちは、手袋を着用して二人を殺した。
我ながら、いいトリックを考えたもんだなぁ。そういえば、雨歌からフルーツももらえる。
今日は最高のミッションだった。



