殺人、はじめました。

 やってきました、イタリア!
季節が冬ということもあって、すごく寒い。
私は、赤いドレスの上にコートを着て、マフラーまで巻いている。
雨歌は、すごく寒がりなので、ウルトラライトダウンの上にダウンを重ね着している。
ほっぺたが真っ赤で可愛い。
「行くよ雨歌。寒がってる場合なんかない」
「はっ。そうだよね。ごめんなさい」
雪が降っている。寒すぎて雪だるまになりそう。
「イタリアの人たちは、みんなおしゃれ。」と思わない方がいい。
だいたい、みんな安物のTシャツとか、ジャケットとか着てる。
おしゃれな人もいるけど。
これまで、私は、イタリア人に三回ナンパされた。
一回目は空港で。二回目はホテルのロビーで。三回目は路上で。
「イタリア ナンパ大国」って手紙送ろう。

【おっさんへ
イタリア ナンパ大国
三回ナンパされた
by愛藍】

メモ完了。
私たちは、『スイフト』本部に着いた。ここが、本部か。
『スナイパー』には及ばないけど、とても豪華だ。
ここも、警察に見つかってはいけないから、地下に隠されているようだ。
「関係者以外立ち入り禁止」と書かれたエレベーターに乗る。一応「関係者」だもん。
私たちが所属している『スナイパー』は、エレベーターに顔認証機能が追加されていて、『スナイパー』所属者や関係者、スタッフなどしか入れない、厳重なセキュリティで有名だ。
ここはそんなのないんだぁ!やばぁ~いっ(煽り)
カウンターにたどり着いた。
「あの、どちら様でしょうか」
「村上志穂です。」
ターゲット本人になりすます作戦か。さすが雨歌。
「志穂ちゃんね~オッケー☆⌒d(´∀`)ノ」
ノリいいな、コイツ。
「で、そちらは?」
「私の先輩。もう卒業しちゃったんだけど、恋しいよ~って」
「そういうことなんですね。志穂ちゃんがお世話になってます」
うわぁ、ここの警備甘っ!「志穂ちゃん」を装っただけですぐ入れる!
今回のミッション、期待してたんだけど。楽勝かも。