「もしかして、彼氏?いつのまに?」

「か、彼氏じゃないって!た、ただの友達。メッセージを送ってから1週間くらい経ったんだけどなかなか返信が来なくてさ」





「でも、そんなに上の空ってことは、彼氏ではなくとも、好きなんじゃないの?」
菜乃花ちゃんは、綺麗な黄色の卵焼きを頬張った。


好き・・・・・・
そう、なのかもしれない。

「まぁ、気づいていない可能性もあるし、もうちょっと待ってみたら?」

菜乃花ちゃんに言われて、私はスマホの電源を切った。