その紅茶の匂いを胸いっぱいに吸い込むと、胸の奥が暖かくなった。
「なんで、泣いてたか、聞いてもいい?」
ふいに灯利が遠慮がちに聞いてきた。
言外に、無理して話さなくてもいいよ、という意思を見つけて、その気遣いに心がじんわり温まる。
灯利とあったのは、これでまだ2回目なのに、なんだか懐かしい感じがする。
「なんで、泣いてたか、聞いてもいい?」
ふいに灯利が遠慮がちに聞いてきた。
言外に、無理して話さなくてもいいよ、という意思を見つけて、その気遣いに心がじんわり温まる。
灯利とあったのは、これでまだ2回目なのに、なんだか懐かしい感じがする。



