セカイを見るフィルター

「あの・・・よかったら、ちょっとお話ししませんか?」

気づいたら聞いていた。


よくよく考えたら、その質問は意味がわからなくて、無視して当然のような質問。
だって、しらない女子から、この後お話ししませんか?なんて、怪しすぎる。

だけど、その常識が崩れるくらい、わたしの心が彼に引き込まれた。


「いい、ですけど・・・・」


進みゆく時計も、夕飯の準備も、どうでもよかった。

ただ、胸が弾んでいた。