どうして僕らは親友になれない

青春・恋愛

どうして僕らは親友になれない
作品番号
1750487
最終更新
2025/04/25
総文字数
60,521
ページ数
6ページ
ステータス
完結
いいね数
0
「好きだ」より先に、“パス”を出した。
置いてけぼりにされた体育館で──
 ◆ 元・親友への《未送信メッセージ》
 ◆ 幼なじみ男子への《名前で呼べない片想い》
 ◆ 距離ゼロのマネージャー姉弟が揺らす《恋と嫉妬》
友情も恋愛も、言葉にしなければ届かない。
でもシュートと同じで、踏み込んだ足が震える。

新キャプテン・希咲は、消えた相棒の穴を埋めようと強すぎるパスを放ち、後輩を負傷させてしまう。
そこへ現れたのは“距離感ゼロ”の転校生マネージャーと、鼓動までシンクロする双子の弟。
――体育祭・二人三脚、深夜のコート、そして電話越しに響く声。
恋と友情が交錯する一瞬ごとに、未完だった言葉が少しずつ輪郭を得ていく。

最後のページを閉じるとき、あなたにも “誰かに言いたかったこと” がきっと浮かぶ。
これは 〈君が誰かに言いたかったこと〉コンテスト応募作、バスケと恋と親友への片想いが交差する青春ラブストーリーです。

※この物語には 〈挫折/喪失/嫉妬〉 といった苦みも描かれます。
 バスケ部の仲間を負傷させてしまう痛み。
 “親友がいない” 体育館でひとり音を立て続ける絶望。
 幼なじみが誰かに奪われるかもしれない焦燥――
 読むあいだ、希咲と一緒に胸が締めつけられる瞬間がきっとあるでしょう。

 けれど最後に残るのは〈重さ〉ではなく〈跳ね返る音〉です。
 ネットを揺らすシュートのように、
 未送信だった言葉が “――届くかもしれない” と感じられる一歩。
 部活も友情も恋も、負けを知ったコートから始まる。
 苦いスポーツドリンクの後味に、微かな甘さが残るような――
 ビターエンドではなく “リスタート・エンド” を約束します。

 シリアス多めの青春群像をお探しの方へ。
 そして、いま誰かに「ごめん」も「好き」も送れずにいるあなたへ。
 希咲の物語が、次のメッセージを打ち込む勇気のリバウンドになりますように。
あらすじ
親友が転校し、バスケ部新キャプテンに任された希咲は、空回りの強パスで後輩を負傷させてしまう。距離ゼロの転校生双子との二人三脚、幼馴染夏香との絡まる友情と恋心にもがきながら、彼女は“言えない言葉”をネットへ放つ覚悟を決める。体育祭の部活対抗リレー、幼馴染との帰り道、変わってしまう人々。
途切れたパスは届くのか。失点だらけの青春を、最後の一本で逆転するリスタート青春恋愛譚。

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