「毎年、親父の命日に詩歌のお母さんから手紙が届いてたんだ。娘を助けてもらったお礼と、自分の娘のせいで亡くなってしまった親父への懺悔だったな、、、、。だから、俺は親父が命をかけて救った子が、近くに住んでいることを知ってた。住所も書いてあったし。
それで、、、会いに行った」
「私に、、、?会いにきたの?」
伊織の顔を見ると、伊織は何故か少し楽しそうに笑っていた。
「そう。あの時は、お袋が彼氏の借金肩代わりして、本当にお金がなくて、食べるのもやっとで、俺も中学生で働き口もないし、かなり参ってた、、、。
その時ふと、親父が助けた同い年の女の子を思い出したんだよ。別にそこまで恨んでたわけじゃない。けど、親父がいたらなって、、、。ちょっと責任感じてもらって、お金恵んでもらったらいいかなって。かなりやばい思考だけど、その時はまじで金がなくて、精神的にやばかったんだよ」
「それで私に会いに?」
「詩歌の家の前で、詩歌が帰ってくるのを待って声をかけたんだよ。そしたら、、、」
「私じゃなくて響だった?」
「そう。こんなトラップあんのかよって思って、双子なんて知らなかったし」
確かに、私だと思って声をかけたら、瓜二つのもう一人の姉だったなんて、予想もしていなかっただろう。
「事情を話すと、響はすぐに『お金は渡すから、詩歌には絶対に近づかないで、ショックうけるから』って言って、俺に口止めしてお小遣いの金を俺に恵んでくれてたんだよ。食費少しちょろまかしてとか、色々やってお金作って俺に渡してた」
「その受け渡し場所が、観覧車だったの?」
「そう。あの観覧車から、ウミネコ島の鳥居が見えて、俺はあそこに親父がいるんじゃないかと信じてたんだよ。観覧車に乗ってあの島見てると、なんか元気が出て好きだった。響と観覧車に乗っているうちに、お互い色んな話しをするようになってさ」
ニ人が楽しそうに、観覧車に乗りながら話しをしている映像が浮かんだ。
やっている事はかつあげみたいな事なのに、観覧車でのニ人はまるでデートをしているみたいな、楽しそうな映像だった。
「俺は、親父が助けた命がどんな風に成長してどんな人間に育ったのか凄く興味があってさ」
「何それ?私の成長を知りたかったって事?」
「そうだな。だから響に、詩歌がどんな子なのかずっと聞いてたな。まあ、俺が聞かなくても響はずっと詩歌の話しばっかりだったけどな」
そう言って、伊織が笑った。響が私のいない所でどんな話しをしていたのか、私は凄く気になっていた。
それで、、、会いに行った」
「私に、、、?会いにきたの?」
伊織の顔を見ると、伊織は何故か少し楽しそうに笑っていた。
「そう。あの時は、お袋が彼氏の借金肩代わりして、本当にお金がなくて、食べるのもやっとで、俺も中学生で働き口もないし、かなり参ってた、、、。
その時ふと、親父が助けた同い年の女の子を思い出したんだよ。別にそこまで恨んでたわけじゃない。けど、親父がいたらなって、、、。ちょっと責任感じてもらって、お金恵んでもらったらいいかなって。かなりやばい思考だけど、その時はまじで金がなくて、精神的にやばかったんだよ」
「それで私に会いに?」
「詩歌の家の前で、詩歌が帰ってくるのを待って声をかけたんだよ。そしたら、、、」
「私じゃなくて響だった?」
「そう。こんなトラップあんのかよって思って、双子なんて知らなかったし」
確かに、私だと思って声をかけたら、瓜二つのもう一人の姉だったなんて、予想もしていなかっただろう。
「事情を話すと、響はすぐに『お金は渡すから、詩歌には絶対に近づかないで、ショックうけるから』って言って、俺に口止めしてお小遣いの金を俺に恵んでくれてたんだよ。食費少しちょろまかしてとか、色々やってお金作って俺に渡してた」
「その受け渡し場所が、観覧車だったの?」
「そう。あの観覧車から、ウミネコ島の鳥居が見えて、俺はあそこに親父がいるんじゃないかと信じてたんだよ。観覧車に乗ってあの島見てると、なんか元気が出て好きだった。響と観覧車に乗っているうちに、お互い色んな話しをするようになってさ」
ニ人が楽しそうに、観覧車に乗りながら話しをしている映像が浮かんだ。
やっている事はかつあげみたいな事なのに、観覧車でのニ人はまるでデートをしているみたいな、楽しそうな映像だった。
「俺は、親父が助けた命がどんな風に成長してどんな人間に育ったのか凄く興味があってさ」
「何それ?私の成長を知りたかったって事?」
「そうだな。だから響に、詩歌がどんな子なのかずっと聞いてたな。まあ、俺が聞かなくても響はずっと詩歌の話しばっかりだったけどな」
そう言って、伊織が笑った。響が私のいない所でどんな話しをしていたのか、私は凄く気になっていた。



