「伊織?何処行くの?私戻るよ、荷物も教室だし」
私が戻ろうとすると、伊織が私の腕を掴んだ。
その力が思ったより強かったので、少し動揺した。
「俺とは校内新聞作れないのに、あいつとは楽しそうにバスケするんだ?」
伊織が少し怒った顔をしているが、何に怒っているのか私はよくわからなくて戸惑った。
「楽しいよ?バスケ好きだもん。何かあったの?」
私は、伊織がまたお母さんと何かあったのかと心配になった。
「俺が聞きてーよ、お前なんか最近変じゃん。俺の事避けてるし」
伊織は最近私が距離を置こうとしているのに気がついていたようだった。
確かに、あからさまだったので気づいてもおかしくはなかった。
はぐらかそうかと思ったが、伊織は納得しない気がした。何より、伊織が私の事をどう思っているか、知りたくなってしまった。
怖かった、、、。伊織が私の事を恨んでいるかもしれない、、、。
それを知るのが凄く怖かった。
だから、伊織から離れる事にしたんだから、、、
でも、もし伊織が私の事を恨んでいたとしても、私は伊織の事が好きだった────
真実がわからないのであれば、確かめるしかない、、、。
私達の頭上を、自衛隊の飛行機が旋回していった。その時、強い風が吹いて海の波が高く水飛沫をあげた。
私は覚悟を決めて、伊織の顔を見つめた。
「伊織、伊織のお父さんは私のせいで亡くなったの、、、?」
音を無くしたように、いやに当たりが静かだった。学校から聞こえるはずの部活のかけ声も、飛行機の音も、波の音さえも、何も耳には届いてこなかった、、、。
ただ、伊織が息をのむ音だけが聞こえてきそうだった、、、。
「伊織は、私の事を恨んでる、、、?」
伊織は何も言わず、ただ私の顔を見つめていた。海から吹く風が、私のポニーテールにした髪を揺らした。風は生暖かく、もうすぐ季節が夏になるんだと感じた。
聞く前は怖かったが、聞いてしまえば気持ちは落ち着いていて、むしろ穏やかな気分だった。
「俺は、、、詩歌が好きだよ」
私が戻ろうとすると、伊織が私の腕を掴んだ。
その力が思ったより強かったので、少し動揺した。
「俺とは校内新聞作れないのに、あいつとは楽しそうにバスケするんだ?」
伊織が少し怒った顔をしているが、何に怒っているのか私はよくわからなくて戸惑った。
「楽しいよ?バスケ好きだもん。何かあったの?」
私は、伊織がまたお母さんと何かあったのかと心配になった。
「俺が聞きてーよ、お前なんか最近変じゃん。俺の事避けてるし」
伊織は最近私が距離を置こうとしているのに気がついていたようだった。
確かに、あからさまだったので気づいてもおかしくはなかった。
はぐらかそうかと思ったが、伊織は納得しない気がした。何より、伊織が私の事をどう思っているか、知りたくなってしまった。
怖かった、、、。伊織が私の事を恨んでいるかもしれない、、、。
それを知るのが凄く怖かった。
だから、伊織から離れる事にしたんだから、、、
でも、もし伊織が私の事を恨んでいたとしても、私は伊織の事が好きだった────
真実がわからないのであれば、確かめるしかない、、、。
私達の頭上を、自衛隊の飛行機が旋回していった。その時、強い風が吹いて海の波が高く水飛沫をあげた。
私は覚悟を決めて、伊織の顔を見つめた。
「伊織、伊織のお父さんは私のせいで亡くなったの、、、?」
音を無くしたように、いやに当たりが静かだった。学校から聞こえるはずの部活のかけ声も、飛行機の音も、波の音さえも、何も耳には届いてこなかった、、、。
ただ、伊織が息をのむ音だけが聞こえてきそうだった、、、。
「伊織は、私の事を恨んでる、、、?」
伊織は何も言わず、ただ私の顔を見つめていた。海から吹く風が、私のポニーテールにした髪を揺らした。風は生暖かく、もうすぐ季節が夏になるんだと感じた。
聞く前は怖かったが、聞いてしまえば気持ちは落ち着いていて、むしろ穏やかな気分だった。
「俺は、、、詩歌が好きだよ」



