私はその事実を知ってから、伊織と普通に接する事ができなくなっていた。
伊織はきっと、私を憎んでいるはずだと思うと、伊織の視界に入ること自体が悪いような気になっていた。
"申し訳ない"そう思うと、私のこの伊織に対する気持ちですら、悪い事のように思えて。
そっと、伊織から離れていこうと決心した。
謝りたい気持ちもあった。けれど、今更謝って何になるんだろうという気持ちもあった。
ただ、私の初恋は失恋どころじゃなく、酷い罪悪感と後悔で、痛く、苦しいものへと変わっていた。
伊織はいつも通り、私に話しかけてくるが、私はそっけない態度で伊織から逃げだした。
「詩歌、伊織と喧嘩してるの?」
ご飯を食べている時、アンナが私に質問してきた。アンナは敏感だから、私の様子が違うのを感じとっていたようだった。
「喧嘩っていうか、距離おいてる」
「どうして?伊織なんか寂しそうだったよ?」
伊織は私と話せなくて寂しいのだろうか?本当だったら視界にも入ってほしくはないんじゃないだろうか?
「詩歌もしかして、小池さんに気使ってる?小池さん伊織君に告白して振られたらしいね」
そういえば、小池さんはあの日、伊織に告白すると言っていた。けれど、振られてしまったのか。
こんな時でも、少しホッとしている自分が本当に嫌になる。
「好きな人がいるからって、振られたらしいよ?それって詩歌じゃない?」
「それは絶対にないよ!、、、絶対ない、、、」
私はつい、強い口調で否定していた。
伊織が私を好きになるはずなんてない。
好きどころか恨んでいるはずだ、、、。
昼休みが終わって、私が次の授業の準備をしていると伊織が私の前の席にきた。
伊織が前にいるだけで心臓が小さくドキドキしていた。私は、伊織から離れようとする度に伊織への気持ちが大きくなっていくような気がしていた。
「詩歌、今日バイト遅れていけるから、校内新聞ニ人でやろうぜ」
いつもと変わらぬ様子で、伊織が私に話しかけてくるが、伊織が私に対してどんな感情を抱いているのかわからなくて、怖かった。
「あっ、、、なんか、隣りのクラスの子がカメラ持ってきて、今日は一緒に部活動の写真とるのを手伝う話しになってるから、伊織はバイトに行きなよ」
私はそれだけ言うと席を立った。
「詩歌!」伊織が私の名前を呼んでいたが、私は振り向かずに教室の外へ出ていった。
廊下に出ても、まだ鼓動が早かった。
私は小さく深呼吸をして、気持ちを整えた。
「大丈夫、大丈夫、、、」私は何だか泣きそうな気持ちを堪えていた。
伊織はきっと、私を憎んでいるはずだと思うと、伊織の視界に入ること自体が悪いような気になっていた。
"申し訳ない"そう思うと、私のこの伊織に対する気持ちですら、悪い事のように思えて。
そっと、伊織から離れていこうと決心した。
謝りたい気持ちもあった。けれど、今更謝って何になるんだろうという気持ちもあった。
ただ、私の初恋は失恋どころじゃなく、酷い罪悪感と後悔で、痛く、苦しいものへと変わっていた。
伊織はいつも通り、私に話しかけてくるが、私はそっけない態度で伊織から逃げだした。
「詩歌、伊織と喧嘩してるの?」
ご飯を食べている時、アンナが私に質問してきた。アンナは敏感だから、私の様子が違うのを感じとっていたようだった。
「喧嘩っていうか、距離おいてる」
「どうして?伊織なんか寂しそうだったよ?」
伊織は私と話せなくて寂しいのだろうか?本当だったら視界にも入ってほしくはないんじゃないだろうか?
「詩歌もしかして、小池さんに気使ってる?小池さん伊織君に告白して振られたらしいね」
そういえば、小池さんはあの日、伊織に告白すると言っていた。けれど、振られてしまったのか。
こんな時でも、少しホッとしている自分が本当に嫌になる。
「好きな人がいるからって、振られたらしいよ?それって詩歌じゃない?」
「それは絶対にないよ!、、、絶対ない、、、」
私はつい、強い口調で否定していた。
伊織が私を好きになるはずなんてない。
好きどころか恨んでいるはずだ、、、。
昼休みが終わって、私が次の授業の準備をしていると伊織が私の前の席にきた。
伊織が前にいるだけで心臓が小さくドキドキしていた。私は、伊織から離れようとする度に伊織への気持ちが大きくなっていくような気がしていた。
「詩歌、今日バイト遅れていけるから、校内新聞ニ人でやろうぜ」
いつもと変わらぬ様子で、伊織が私に話しかけてくるが、伊織が私に対してどんな感情を抱いているのかわからなくて、怖かった。
「あっ、、、なんか、隣りのクラスの子がカメラ持ってきて、今日は一緒に部活動の写真とるのを手伝う話しになってるから、伊織はバイトに行きなよ」
私はそれだけ言うと席を立った。
「詩歌!」伊織が私の名前を呼んでいたが、私は振り向かずに教室の外へ出ていった。
廊下に出ても、まだ鼓動が早かった。
私は小さく深呼吸をして、気持ちを整えた。
「大丈夫、大丈夫、、、」私は何だか泣きそうな気持ちを堪えていた。



